「子犬を迎え入れる予定だけど、どのようなしつけから覚えさせたらいいの?」
「犬に教えるしつけはいつから?順番はある?」
これから子犬を迎え入れる人や子犬を飼っている人は、犬のしつけについて調べられると思います。
犬のしつけの順番には明確な決まりはありません。
とはいえ、早めに覚えさせておいたほうがよいしつけを優先的に覚えさせるのが良いです。
今回は、どのようなしつけをどんな順番で覚えさせたらいいのか以下の内容で紹介します。
- 犬に教えるしつけの順番
- 犬のしつけを簡単にするための7つのポイント
- 犬のしつけの注意点
この記事を見ることで犬に覚えさせるしつけを理解できるようになっているでしょう。
犬に教えるべきしつけについて気になる人は、ぜひ参考にしてくださいね。
【獣医師監修】ドッグフードおすすめランキング|人気137種の評判&安全性を比較
犬に教えるしつけの順番
犬に教えるしつけの順番は以下のとおりです。
- 名前を覚えさせる
- アイコンタクトが取れるように覚えさせる
- トイレのしつけを覚えさせる
- 「ハウス」のしつけを覚えさせる
- 「待て」「おすわり」「伏せ」のしつけを覚えさせる
- 「お手」「おすわり」のしつけを覚えさせる
- 体に触ることや首輪をつける練習をする
- 歯磨きの練習をする
- お散歩の練習をする
- 社会性を身につける練習をする
- 留守番の練習をする
特に順番に決まりはありませんが、しつけをする際に参考にしていただければ幸いです。
それぞれ犬のしつけについて紹介します。
名前を覚えさせる
最初に、犬に覚えさせると良いしつけは、名前を覚えさせることになります。
ワンちゃんに名前を覚えさせることで、犬と飼い主さんがアイコンタクトを取れるようになるからです。
他のしつけを覚えさせるためにも、犬とアイコンタクトを取れることはメリットとなります。
犬に名前を覚えさせるしつけ方法やコツについて気になる人は、以下の記事をご覧ください。
犬に名前を覚えさせる5つのコツ!メリットやよくある質問なども紹介
アイコンタクトが取れるように覚えさせる
犬にアイコンタクトを覚えさせることで、興奮状態から落ち着かせたり危険を回避したりする役割があります。
また、犬とのアイコンタクトが取れることで、しつけしやすくなるのもGood。
犬が飼い主さんに注目してくれることで、しつけの指示を聞き入れてくれやすくなるからです。
そのため、愛犬には名前を覚えさせて飼い主さんに注目できるようになってから、しつけを行うことでスムーズに行くとされています。
トイレのしつけを覚えさせる
犬のトイレのしつけは、子犬を迎え入れたら早めに覚えさせておくと良いでしょう。
トイレのしつけを覚えさせないと、部屋のあちこちで排泄される可能性があるからです。
また、一度子犬が排泄した場所は臭いがつくため、再度同じ場所でトイレされやすくなります。
トイレに失敗しないためにも、しつけを早めに覚えさせておくと良いです。
なお、犬のトイレのしつけのコツについて気になる人は、以下の記事をご覧ください。
犬のトイレのしつけが失敗する原因としつける5つのコツを紹介!
「ハウス」のしつけを覚えさせる
「ハウス」は、愛犬にゲージやクレートなどを与えて寝床として教えるしつけです。
ワンちゃんに「ハウス」と声をかけることで、ゲージやクレートに戻っていくのが理想的。
飼い主さんが家を留守にするときや愛犬をクレートに入れて外出したいときに使えるしつけです。
なお、犬用のゲージやクレートのおすすめ商品について、気になる人は以下の記事をご覧ください。
犬用のおすすめゲージ10選!おしゃれなものや頑丈なもの選び方などを紹介
「待て」「おすわり」「伏せ」のしつけを覚えさせる
「待て」「おすわり」「伏せ」などは、犬を危険から守るために必要なしつけ。
それぞれについて紹介します。
「待て」
犬の「待て」のしつけは、ワンちゃんが何かを食べようとした時にストップさせるしつけ。
犬が食べたら危ない食べ物を食べようとしたときや、散歩中の拾い食いをやめさせるときなどに使えます。
ワンちゃんに「待て」を覚えさせる方法について、気になる人は以下の記事をご覧ください。
犬に「待て」を覚えさせる5ステップ!コツやよくある質問Q&Aなども紹介
「おすわり」
「おすわり」は、犬にお尻が床についた状態にさせるしつけ。
犬が興奮しているときに、落ち着かせるために使えます。
また、「おすわり」させている状態だと犬は動けないため、危険な場所に行かないようにするためにも使えるしつけです。
「伏せ」
「伏せ」は、犬にお腹を床につける姿勢にさせるしつけ。
「おすわり」と同様に犬をその場に居させるために使えます。
また、「伏せ」は「おすわり」の状態よりも、動きにくい態勢。
ワンちゃんの突発的な行動を防ぐ役割があります。
犬をその場に落ち着かせるために必要なしつけです。
「お手」「おかわり」のしつけを覚えさせる
「お手」「おかわり」は、犬の手に触れることに慣れさせるために必要なしつけ。
犬に覚えさせる必須のしつけではありませんが、覚えさせることで爪切りなどが楽になります。
愛犬に「お手」「おかわり」を覚えさせる場合は、以下の記事を参考にしてください。
犬のお手のしつけは必要?教えるなら右手・左手のどっちなのかも紹介
体に触ることや首輪をつける練習をする
ワンちゃんには、体に触れられるのに慣れさせる練習をしたほうが良いです。
体に触れられるのに慣れているワンちゃんの場合、愛犬のお手入れが比較的簡単になります。
愛犬のお手入れは、爪切りや歯磨きなどです。
また、ワンちゃんを散歩に連れて行くときには、首輪をつける必要があります。
首輪をつける際にも、体に触れられるのに慣れている場合は楽にできるでしょう。
歯磨きの練習をする
愛犬の体に触れても怒ったり噛んできたりしない場合は、歯磨きの練習もしましょう。
子犬の頃から歯磨きの練習をさせることを推奨します。
子犬時期のほうが新しいことを取り入れやすいとされているからです。
ワンちゃんの歯周病予防のためにも、歯ブラシを使って歯磨きをする練習をしましょう。
お散歩のしつけをする
子犬には散歩の練習やしつけを早い段階から行うことを推奨します。
生後2〜3ヶ月ぐらいが犬の社会化期と呼ばれ、さまざまなことに順応しやすい時期だからです。
また、ワンちゃんは好奇心旺盛で活発な動物。
ちゃんと散歩のしつけをしておかないと、散歩中に引っ張る癖がついたり吠える癖がついたりするかもしれません。
犬の散歩のしつけのポイントについて気になる人は、以下の記事をご覧ください。
社会性を身につける練習をする
子犬のしつけでは、犬に社会性を身に着けさせることも大切。
愛犬に社会性を身に着けさせることで、他の犬たちと仲良くすることができるからです。
犬の社会性を身に着けさせるためにできることは以下のようなものがあります。
- 人混みが多い場所に連れて行く
- ドッグカフェに連れて行く
- トリミングサロンやペットホテルなどに連れて行く
子犬時期のほうが、成犬期に比べ社会性を身に着けやすいとされています。
子犬を迎え入れて必要なしつけを覚えさせた後に、愛犬に社会性を身につけさせるようにしましょう。
留守番の練習をする
飼い主さんが外出して、ワンちゃんが家で留守番する必要があるときも出てくるでしょう。
愛犬には留守番の練習が必要となります。
最初は短い時間から留守番させるようにして、慣れさせていきましょう。
徐々に留守番させる時間を長くするのが良いです。
なお、犬に留守番させるときの環境づくりのポイントについて気になる人は、以下の記事をご覧ください。
また、犬を留守番させるときには、知育玩具を与えるのも良いです。
犬の知育玩具におすすめの商品が気になる人は、以下の記事をご覧ください。
犬の知育玩具におすすめの商品11選!留守番用や難しい品を紹介
犬のしつけを簡単にするための7つのポイント
犬のしつけを簡単にする7つのポイントについて紹介します。
- 飼育環境を整えておく
- しつけを開始する前に犬との信頼関係を築く
- 子犬のしつけは生後2〜3ヶ月目から始める
- コマンドは統一する
- しつけを覚えられた褒める
- しつけの順番は前後しても良い
- 犬のしつけ教室を利用する
飼育環境を整えておく
子犬を迎え入れる前に飼育環境を整えておくことも大切です。
例えば、以下のような準備をしておくと良いでしょう。
- 首輪やリード、トイレトレー、クレートなどを用意しておく
- 子犬が誤飲してしまう恐れがあるものを片付ける
- 子犬が噛みそうなものにカバーを付ける
あらかじめ、子犬に必要なアイテムを用意しておくことでしつけがスムーズに行くでしょう。
しつけを開始する前に犬との信頼関係を築く
子犬のしつけをスムーズに行うためにも、犬との信頼関係を築くことが大切です。
犬との信頼関係を築くためには、しっかりとアイコンタクトを取るようにします。
また、怒ったり叱ったりすることで犬に不安を与えることは避けましょう。
信頼関係を築くことで、しつけがスムーズになることを期待できます。
子犬のしつけは生後2〜3ヶ月目から始める
子犬のしつけは生後2〜3ヶ月目から始めるようにしましょう。
生後2〜3ヶ月よりも前の段階では、まだしつけの内容を理解できないとされているからです。
また、生後2〜3ヶ月は犬の社会化期にあたるため、さまざまなことを飲み込みやすいとされています。
コマンドは統一する
犬のしつけの際に呼びかける言葉として使う「コマンド」は家族の中でも統一するようにしましょう。
人によって犬に指示する言葉が違う場合、ワンちゃんは混乱する可能性があるからです。
複数の違う言葉を使用するのは避け、統一するようにしましょう。
しつけを覚えられた褒める
犬のしつけでは、ちゃんとできた場合しっかりと褒めてあげるのが大切です。
また、おやつなどのご褒美を与えるのも良いでしょう。
しつけができたらワンちゃんにとって嬉しいことがあると覚えさせるのがポイントです。
しつけの順番は前後しても良い
しつけの順番に明確な決まりはないので、前後しても問題ありません。
とはいえ、一度にたくさんのしつけを覚えるのは無理があります。
優先度の高いしつけから順番に覚えさせるのが良いです。
犬のしつけ教室を利用する
ワンちゃんのしつけは、犬のしつけ教室を利用するのもおすすめ。
犬のしつけ教室では、プロのドッグトレーナーによりしつけ方法を教えてもらうことができます。
ドッグトレーナーに愛犬のしつけについての、悩みを相談することも可能です。
また、他の飼い主さんと交流することで情報交換もできるかもしれません。
自分一人でワンちゃんのしつけをするのが難しいと感じる場合は、犬のしつけ教室を利用するのも良いでしょう。
犬のしつけの注意点
犬のしつけの注意点について以下の2つを紹介します。
- しつけは短時間で終わらせるようにする
- 叱ったり怒ったりしないようにする
しつけは短時間で終わらせるようにする
子犬のしつけは短時間で終わらせるようにすることがポイント。
というのも、子犬は集中力がないからです。
「待て」や「おすわり」「伏せ」などのしつけは最初は短い時間から始めるようにしましょう。
また、愛犬が慣れてきたら徐々に時間を延ばしていくのが良いです。
叱ったり怒ったりしないようにする
愛犬がしつけを中々覚えない、うまくできないからと言って叱ったり怒ったりするのは避けましょう。
飼い主さんが愛犬を叱ったり怒ったりすることで、信頼関係が崩れて言うことを聞いてくれないようになるかもしれません。
後々のしつけに影響してくる場合があるので、叱ったり怒ったりするのはやめましょう。
まとめ
いかがでしたか?
この記事では、犬のしつけ順番や簡単にするポイント、注意点などについて紹介しました。
以下がこの記事のまとめです。
- 犬のしつけを簡単にするためのポイントは飼育環境を整えておく
- しつけを開始する前に犬との信頼関係を築く
- 子犬のしつけは生後2〜3ヶ月目から始める
- コマンドは統一する
- しつけを覚えられた褒める
- しつけの順番は前後しても良い
- 犬のしつけ教室を利用する
- 犬のしつけの注意点は短時間で終わらせるようにする
- しつけをするときには叱ったり怒ったりしないようにする
- 名前を覚えさせる
- アイコンタクトが取れるように覚えさせる
- トイレのしつけを覚えさせる
- 「ハウス」のしつけを覚えさせる
- 「待て」「おすわり」「伏せ」のしつけを覚えさせる
- 「お手」「おすわり」のしつけを覚えさせる
- 体に触ることや首輪をつける練習をする
- 歯磨きの練習をする
- お散歩の練習をする
- 社会性を身につける練習をする
- 留守番の練習をする
ワンちゃんのしつけをこれから始めようとする人は、ぜひ参考にしてくださいね。
なお、当サイトでは他にもさまざまな犬のコラムや犬のしつけ、ドッグフードなどの記事があります。
気になる人は以下の記事もご覧ください。
【獣医師監修】ドッグフードおすすめランキング|人気137種の評判&安全性を比較