犬がずっと見てくると、可愛くて見返してしまう人もいるでしょう。
犬は目でコミュニケーションをとるケースもあるため、見つめてくる心理を知っていると愛犬への理解も深まりますね。
この記事では、犬がずっと見てくるのはなぜか、見つめてくる心理や意味を解説します。
ぜひ参考にしてください。
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犬が見てくる心理・理由
犬が見てくるのはなぜか、考えられる主な心理や理由は7つあります。
- 緊張しているから
- 観察するため
- 要求するため
- 見張っていて欲しいから
- 愛情表現
- 嫌がっているから
- おねだりするため
緊張しているから
犬は、不安や警戒心を抱き、緊張していて見てくるケースがあります。
例えば、自分が苦手なお風呂やブラッシングが始まるとわかり、緊張して飼い主さんを見つめるという場面があるでしょう。
犬にとって苦手でストレスとなる行動は、優しく声をかけながら緊張をほぐして進めてあげると良いですね。
観察するため
飼い主さんが気になって観察するために見つめる場合があります。
例えば、飼い主さんが椅子から立ち上がる時に、「どこに行くの?」と考えて見つめる場面があるでしょう。
犬は飼い主さんが好きで、どんな行動をするのか気になっているのです。
また、苦手な相手に対しても警戒心を持って観察する場面も想定されます。
人間が犬を観察するように、犬も人間を観察して考えているのです。
要求するため
何か要求するために見つめてくる場合があります。
例えば、水の前に立って見つめてくるのであれば、「水が欲しい」と要求していると考えられるでしょう。
散歩に行くタイミングやおやつの時間などに合わせて、飼い主さんに目線を送り、要求するケースも考えられますね。
見張っていて欲しいから
犬は群れの一員として生活する習性があるため、飼い主に周囲を見張っていて欲しいという心理で、見つめてくる場合があります。
例えば、周囲に何か警戒する物がある場合に、飼い主に「注意して見張って欲しい」という気持ちを伝えているのです。
飼い主の安全を守ったり、飼い主から安心感を得たりするために見つめているといえるでしょう。
愛情表現
笑顔や優しい表情で見つめ、愛情表現をしているとも考えられます。
飼い主を信頼しており、非常にリラックスして過ごせている証拠です。
優しく見つめてくれたら、同じように優しく見つめてあげると、愛犬もとても満足するでしょう。
嫌がっているから
犬が何か嫌がっている場合、見つめて訴えている可能性があります。
例えば苦手なシャワーやブラッシングが始まるとわかった途端、嫌がって見つめてくるでしょう。
「〇〇したくないな」という気持ちで見つめてきたら、何が嫌なのか観察してあげると良いですね。
おねだりするため
何かをおねだりするために、じっと見つめて伝えてきている場合があります。
例えば、ビニール袋の音を聞いて、おやつが貰えると期待したのに貰えなかったら、おねだりで目を見つめてくるでしょう。
何をおねだりしているのか観察すると、愛犬の好みがわかって面白いですね。
犬に見つめ返すとそらされる理由
犬を見つめ返すとそらされる主な理由を3つ解説します。
- ストレスを感じているため
- 敵意を示さないため
- 自分の気持ちを落ち着かせるため
そらすのにも愛犬の思いが込められているため、知っておくと面白いでしょう。
ストレスを感じているため
犬は見つめられると緊張してストレスを感じるケースがあり、目をそらしてしまいます。
そもそも犬は直視されると、威嚇のサインとして受け取り、不快な気持ちになる習性があるのです。
犬にとっては飼い主さんに威嚇したいという気持ちがないため、見つめられるとストレスを感じてすぐにそらしてしまうのでしょう。
敵意を示さないため
犬は見つめられると威嚇のサインとして受け取ると前述しましたが、相手に敵意を示していない場合はすぐにそらすでしょう。
犬にとって目線を合わせるのは、威嚇や敵意を示すサインでもあります。
相手を敵だと認識していない場合、目をそらして「あなたは敵ではないです」と伝え、対立しないようにしているのです。
自分の気持ちを落ち着かせるため
犬は自分の気持ちを落ち着かせるために目線をそらしていると考えられます。
犬は飼い主の気持ちや表情を読み取るような、繊細な生き物です。
目線を合わせると相手を敵視する意味にもなるため、目をそらし、自分の気持ちを落ち着かせているといえるでしょう。
犬の見つめるに関するよくある質問Q&A
犬が人を見つめることに関するよくある質問を紹介します。
散歩中に犬が見てくるのはなぜ?
散歩中に犬が飼い主を見てくるのは、信頼や絆の表れでしょう。
犬は飼い主と一緒に散歩をするのが好きで、楽しく安心して過ごせているのです。
飼い主と特別な時間を過ごせるのは、犬にとって幸せであるため、「飼い主は、ちゃんとそばにいるかな」と確認しながら歩いているのでしょう。
犬が真顔で見つめてくるときの心理は?
犬が真顔で見つめてくるのは、「どこに行くのかな?」「何するのかな?」と、飼い主の次の行動を観察していると考えられます。
飼い主のことが大好きで、離れたくない気持ちや、一緒についていきたい気持ちもあり見つめているのでしょう。
飼い主への愛情や信頼が深いと考えられますね。
敵意を示すときにも見つめてくるって本当ですか?
犬は、敵意を示すときにも見つめるケースがあります。
敵意を示している場合、目をみつめるだけではなく、怒っている表情も見られるでしょう。
上半身を下げておしりを上げて今にも走っていきそうな構えをしていると、敵意を示していると考えられます。
初めて出会う人や、敵だと認識した場合に、見つめながら威嚇してくるでしょう。
他人の犬が自分を見つめてくるのはなぜ?
他人の犬が自分を見つめてくるのは、自分に興味をもち観察しているからだと考えられます。
新しく出会った人に興味をもち、視覚的に情報を得て、敵か敵ではないか判断しているのでしょう。
野生の世界では周囲の観察も必要であるため、飼い主以外の人には観察の目的で目を向けていると考えられます。
まとめ
犬が見つめてくるのは、相手へ警戒していたり緊張していたりと、ネガティブな心理が想定されます。
見つめる行為自体は、敵意を示す意味があるからです。
しかし、大好きな飼い主さんや大好きな食べ物などがあると、飼い主さんへの信頼や「おやつが欲しい」という心理も想定できるでしょう。
愛犬が見つめてくるのはなぜなのか、背景を考えてみると面白いですよ。