「犬って人間と同じように筋肉痛になるの?」
「犬が筋肉痛のときに見せる行動や仕草は?」
といったように、愛犬が筋肉痛になっているのではと心配されていませんか?
結論から先にお伝えすると、犬も人間と同じように筋肉痛になります。
筋肉痛になった場合は、安静にさせるようにしましょう。
また、筋肉痛の箇所を冷やしたり、マッサージしたりするもの効果が期待できます。
この記事では、犬の筋肉痛について以下の内容でご紹介します。
- 犬が筋肉痛になっているときの症状
- 犬が筋肉痛になった場合の対処法
- 犬が筋肉痛になった場合のマッサージについて
- 犬が筋肉痛にならないための予防法
この記事を読むことで、犬の筋肉痛に関することを知ることができます。
愛犬が筋肉痛になっているかもと心配されている飼い主さんは、ぜひ参考にしてください。
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犬が筋肉痛になっているときの症状
筋肉痛は人間だけでなく、犬も経験する可能性があります。
特に運動量が増えた後や、長時間の散歩後には犬が筋肉痛を感じている可能性が考えられます。
以下は、犬が筋肉痛になっているときに現れる主な症状についての説明です。
- 足の動きがカクカクしている
- 足を引きずっている
- 歩き方がおかしい
- 痛みを感じる部分を舐める
- 散歩を嫌がる
それぞれの犬の筋肉痛の症状について見ていきましょう。
足の動きがカクカクしている
犬が筋肉痛を感じていると、歩く際の足の動きがスムーズでなくなることがあります。
特に、起き上がった直後や散歩を始めたばかりのときに、足の動きがカクカクとして不自然に見える場合、筋肉に疲労や痛みがある可能性が高いです。
そのため、足の動きがカクカクしている動きは、筋肉痛が起きているために起こることがあります。
足を引きずっている
筋肉痛の影響で犬が足を引きずって歩くことがあります。
また、痛みを避けるために足を浮かせたまま歩く姿が見られることもあります。
このような症状が現れると、犬は歩く速度が遅くなることが多いです。
また、筋肉痛だけではなく、関節に問題が起きている可能性もあるため様子をよく観察するようにしましょう。
通常、筋肉痛であれば2〜3日程度で治るとされています。
歩き方がおかしい
犬が筋肉痛や他の病気による疲労を感じている際、その歩き方に変化が見られることが多いです。
通常の歩行から、足を引きずる、片方の足を浮かせて歩く、歩行時のリズムが不規則になるなど、歩き方に変わった動きが現れます。
このような歩き方の変化は、犬が何らかの痛みや不快感を感じているサインである可能性が高いです。
筋肉痛以外にも、関節の問題が起きている場合があるため注意が必要です。
痛みを感じる部分を舐める
犬は痛みや不快感を感じる部位を直感的に舐める傾向があります。
痛みを感じる部分を舐めるのは、犬が痛みを和らげようとする自然な行動の一つです。
例えば、足や脚を頻繁に舐める場合、その部分に筋肉痛がある可能性が考えられます。
犬が筋肉痛を舐めて治そうとしていると考えられます。
散歩を嫌がる
犬が筋肉痛や疲労、関節の問題などを抱えている場合、散歩や運動を嫌がることがあります。
犬が散歩の際にためらったり、途中で止まってしまったりする場合、体に不調や痛みがある可能性があります。
犬の適切な運動は健康維持のために重要ですが、無理に歩かせると症状を悪化させる可能性があるので注意が必要です。
犬が筋肉痛になった場合の対処法
筋肉痛は、犬が過度な運動をした後や、急に運動量を増やしたときに発生することがあります。
筋肉痛には炎症が伴う場合もあるため、適切なケアが必要です。
以下は、犬が筋肉痛を感じたときの基本的な対処法についての説明です。
- 筋肉痛になっている部分を冷やす
- 犬を安静にさせる
- マッサージをしてあげる
それぞれの筋肉痛の対処法について見ていきましょう。
筋肉痛になっている部分を冷やす
筋肉痛の直後、特に24〜48時間以内は、痛む部位に炎症が発生している可能性が高いです。
炎症を和らげるため、冷たいアイスパックや冷たい布を筋肉痛になっている部分にあてると良いでしょう。
ただし、直接アイスを皮膚に当てるのは良くないため、タオルなどで包んでから使用してください。
また、長時間連続して冷やさないようにしましょう。
犬を安静にさせる
筋肉痛は、犬が過度な運動や突然の活動により筋肉に微小なダメージを受けたときに発生します。
このような状態で継続的に動き回ると、筋肉の回復が遅れるだけでなく、さらなるダメージのリスクも高まります。
したがって、筋肉痛の犬は、安静に過ごせる快適な場所が必要です。
ベッドやクッションなどの柔らかい場所を用意して、犬が自由に横になれるようにしましょう。
マッサージをしてあげる
筋肉痛の部分にマッサージを行うことで、筋肉の緊張を和らげ、血流を促進することができます。
痛みの軽減や筋肉痛の回復をサポートすることが期待できます。
マッサージは、犬の痛みの度合いや様子を見ながら、優しく、ゆっくりと行ってください。
犬が筋肉痛になった場合のマッサージについて
犬が筋肉痛を経験しているとき、適切なマッサージはその痛みを軽減し、筋肉の回復をサポートする役割を果たすことができます。
マッサージは、筋肉の血流を向上させ、緊張を和らげるために効果が期待できる方法です。
以下は、犬へのマッサージの一般的な方法となります。犬にマッサージするときの参考にしていただければ幸いです。
- 筋肉痛が起きている箇所を温める
- 優しく撫でるようにマッサージする
- 5~10分程度マッサージを行う
それぞれについて見ていきましょう。
筋肉痛が起きている箇所を温める
筋肉痛の部位を効果的にマッサージする前に、その部分を温めることを推奨します。
温めることで、血流が促進され、筋肉の柔軟性も向上する効果が期待できます。
温める方法としては、温かいタオルやヒートパックを使用して、筋肉痛の部分に優しく当てるのが効果的です。
5~10分程度温めてから、マッサージを開始します。
優しく撫でるようにマッサージする
筋肉痛の部分をマッサージする際は、力を入れすぎず、優しく撫でるような感じで行います。
筋肉の痛みの箇所を中心に、心地良く圧をかけながら、優しく撫でます。
犬の反応を常にチェックしながら、痛がるような場合はすぐにマッサージを中止しましょう。
5~10分程度マッサージを行う
マッサージは長時間行う必要はありません。
筋肉痛の箇所を5~10分程度、優しくマッサージするだけで効果を期待することができます。
ただし、犬の様子や反応に注意しながら、必要に応じてマッサージの時間を調整してください。
痛みの箇所や犬の状態によって、適切なマッサージの時間が異なる場合がありますので、様子を見つつ行ってください。
犬が筋肉痛にならないための予防法
犬も人間と同じように、突然の激しい運動や長時間の活動によって筋肉痛を発症することがあります。
そのため、筋肉痛を予防するための適切な方法を知っておくことは、犬の健康を維持するうえで非常に重要です。
以下は、筋肉痛を予防するための基本的な方法をいくつか紹介します。
- 犬を走らせる前にウォーミングアップする
- 散歩してから犬を走らせる
- 普段から定期的に運動させる
それぞれの筋肉痛の予防法について見ていきましょう。
犬を走らせる前にウォーミングアップする
運動前のウォーミングアップは、筋肉を暖めて柔軟性を高める役割があります。
犬を走らせる前に、軽い散歩やストレッチを行うことで、筋肉を温めることができます。
これにより、筋肉や関節の怪我や筋肉痛のリスクを低減することが期待できます。
散歩してから犬を走らせる
犬をいきなり高速で走らせるのは避けましょう。
散歩を先に行い、犬の体を徐々に動かすことで、筋肉の準備を整えることができます。
特に寒い日や朝の初めなど、体が冷えているときは、十分なウォームアップを心掛けることで、筋肉や関節の怪我を予防することができます。
普段から定期的に運動させる
定期的な運動は、筋肉の強度を維持し、筋肉の柔軟性も保つのに役立ちます。
犬の筋肉が日常的に適度な運動を受けていれば、突然の運動にも強くなり、筋肉痛のリスクも低くなります。
普段からの適度な運動習慣は、犬の健康全般をサポートし、長期的に筋肉や関節の健康を保つための鍵となります。
犬も人間と同じように筋肉痛になる
犬も人間同様に筋肉痛を経験することがあり、その主な原因は激しい運動や突然の活動によるものです。
犬が筋肉痛になっているときには以下のような様子を見せることがあります。
- 足の動きがカクカクしている
- 足を引きずっている
- 歩き方がおかしい
- 痛みを感じる部分を舐める
- 散歩を嫌がる
また、犬が筋肉痛になった場合のマッサージについては以下を参考にしてください。
- 筋肉痛が起きている箇所を温める
- 優しく撫でるようにマッサージする
- 5~10分程度マッサージを行う
なお、筋肉痛を予防するためには、運動前のウォーミングアップや散歩を先に行うことが効果的です。
また、日常的に適度な運動をさせることで筋肉の柔軟性や強度を維持し、筋肉痛になりにくくなることにつながります。
愛犬が筋肉痛にならないようにも、運動する前は適度なウォーミングアップや普段から定期的に運動させるようにしましょう。
愛犬の筋肉痛が心配な飼い主さんは、ぜひ参考にしてください。
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