あなたの愛犬はただのペットではなく、家族の一員。
毎日一緒に過ごす中で、その笑顔に癒され、その悲しそうな表情に心を痛めることもあるでしょう。
しかし、愛犬が感じていることは、私たちが思っていることとは必ずしも一致しないかもしれません。
実は、あなたが愛犬にかけている言葉や行動が、愛犬を混乱させているかもしれません。
この記事では、愛犬に対して避けたい言葉や行動、そして愛犬にポジティブに影響を与える言葉をご紹介します。
言ってはいけない言葉ややってはいけないNG行動を理解して、愛犬とより良い関係性を作りましょう。
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犬に言ってはいけない6つの言葉
犬に言ってはいけない6つの言葉は、以下の6つです。
- バカ
- どうしてこんなこともできないの?
- 面倒臭い
- 嫌い
- こっちに来ないで、あっちに行って
- 邪魔
バカ
犬に対して「バカ」という言葉を使うのは避けましょう。
犬は言葉の意味を理解することはできませんが、声のトーンや表情から感情を察知します。
ネガティブな感情を察知し、犬は傷ついてしまうのです。
愛情や尊重を持って接して下さい。
どうしてこんなこともできないの?
- 思い通りにしつけができない時
- 愛犬がしつけに対してうまくできない時
こういった時も、「どうしてこんなこともできないの?」というのはNG。
犬自身もできていないことを分かっている場合は、愛犬がさらに落ち込んでしまいます。
信頼関係や関係性が崩れてしまう要因になってしまいます。
愛犬の意欲を下げてしまうことになるので、注意してください。
面倒臭い
- 散歩
- ご飯
愛犬がおねだりしてきた時に、「面倒臭い」というのはNG。
ひとり言だとしても、愛犬はニュアンスを察知します。
愛犬の気持ちを落ち込ませてしまう原因になります。
うっかりでも言わないように、日ごろからネガティブな言葉を発現しないようにしましょう。
嫌い
愛犬はご主人と仲を深めたいと思っています。
「嫌い」は、愛犬の望む関係性とは真逆の関係性。
愛犬を傷つけてしまうことになるので、言わないようにして下さい。
ダメなことは短く、そして低い声で「ダメ」と注意するようにしましょう。
「嫌い」のような重い言葉を使わないようにしてください。
こっちに来ないで、あっちに行って
愛犬が寄ってきている時に、真逆の指示をするのはやめましょう。
愛犬にも「甘えたい」「ご主人の顔が見たい」「そばで喜びを分かち合いたい」などの意図があって、近寄っているはず。
その気持ちを台無しにするような発言は、愛犬を傷つけてしまうことになります。
邪魔
邪魔については、意味は理解していませんが、ネガティブな発言をされていることは認識すると考えられます。
愛犬はそのネガティブな指摘を受けたことは、汲み取るので、愛犬を落ち込ませることになります。
イライラした時でも、落ち着いた対処をすることが、愛犬との信頼関係を深める上では重要です。
犬は言葉を理解しているの?悪口はわかる?
犬は人間の言葉を完全に理解するのは、不可能。
ただし、なんとなく悪口を言っていることは理解しています。
声のトーンや主人の挙動、表情を通じて、こちらの発言の意味を察知します。
なんとなくで意味を理解するのです。
特定の言葉の意味の理解は難しいですが、訓練や経験から理解するようになります。
怒った声や厳しい表情は、犬に不安・恐怖を与えてしまうことに。
愛犬とのコミュニケーションにおいて、いじわるな発言はしないようにしましょう。
築いてきた信頼関係を台無しにしてしまうことになるので、丁寧な言い回しを心がけてください。
犬のしつけの際にやってはいけないNG行動
愛犬のしつけを行う際に、やってはいけないことを解説します。
- 愛犬が吠えたら、すぐに駆け寄る
- 直後ではなく時間が経ってから後になって叱る
- 散歩中、困ったらとりあえずなんでも抱っこする
- しつけのコマンドをする時に何度も連呼する
- しつけトレーニング中にできてもいないのに、褒める
- 他の犬と比べて、愛犬を叱る
- 叩く・殴る・蹴るなどの暴力
- 日常的に叱ってばかりで共同生活を送る
- 叱る時に笑顔で叱ってしまう
暴力的な行為や、長時間孤独な気持ちを味合わせるなどは控えましょう。
長時間にわたるしつけトレーニングも、犬の集中力の面から見ても難しいので、やめてください。
ご褒美についても上手くできたときに、渡すようにしましょう。
失敗した時にご褒美を与えると、正しいことをしたと誤った理解をしてしまうことになります。
しつけを行う際は、家族内でも指示の言葉は統一するようにしましょう。
愛犬を混乱させてしまうことを避けましょう。
愛犬にかけると良い言葉
愛犬に日ごろからかけてあげるべき言葉は、下記のような言葉です。
- よくできました
- おいで
- エラい
- おりこうさん
- 可愛い
- ごはん
基本的には愛情を感じられる言葉をかけるようにして下さい。
表情も穏やかにして、これらの言葉をかけましょう。
声のトーンなども、愛犬が良い言葉をかけられていると認識できるような、明るいトーンにしてください。
まとめ
この記事では愛犬に言ってはいけない言葉、やってはいけないNG行動について、解説しました。
「バカ」「どうしてこんなこともできないの?」「面倒臭い」
「嫌い」「こっちに来ないで、あっちに行って」「邪魔」
- 愛犬が吠えたら、すぐに駆け寄る
- 直後ではなく時間が経ってから後になって叱る
- 散歩中、困ったらとりあえずなんでも抱っこする
- しつけのコマンドをする時に何度も連呼する
- しつけトレーニング中にできてもいないのに、褒める
- 他の犬と比べて、愛犬を叱る
- 叩く・殴る・蹴るなどの暴力
- 日常的に叱ってばかりで共同生活を送る
- 叱る時に笑顔で叱ってしまう
これらのネガティブな言葉やNG行動は避けてください。
愛犬との信頼関係を築く上で、ネガティブな声掛けはしないようにしましょう。
犬を落ち込ませる、悲しませる原因になってしまいます。
「明るいトーン」、「明るい表情」でポジティブな声掛けをするようにしましょう。
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