犬と触れ合ったことがある場合、誰もが犬にペロペロと舐められたという経験があるのではないでしょうか。
「犬はなんで舐めてくるの?」
「犬に舐められる場所によって意味は違う?」
犬に舐められた経験がある人は、一度は上記のように思ったことがあるかもしれません。
この記事では、犬が舐めてくる理由や、舐めるのをやめさせる方法などについて以下の内容で紹介します。
- 犬が舐めてくる理由を部位や場所別に紹介
- 犬が舐めてくる時の注意点
- 犬が舐めてくるのをやめさせるための5つのポイント
犬が舐めてくる理由や心理について知りたい人は、ぜひ参考にしてくださいね。
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犬が舐めてくる理由を部位や場所別に紹介
犬が舐める場所によって、理由や心理が違うというもの。
犬が舐める場所について以下の内容に分けて消化します。
- 飼い主の顔や口を舐める場合は愛情表現やおねだり
- 飼い主の手を舐める場合は遊んでほしい
- 飼い主の足を舐める場合は特に理由はない
- 犬が自分の体を舐める場合は毛繕い
- 犬同士で舐める場合は友好的な行動
- 床を舐める場合は匂いや味の確認
飼い主の顔や口を舐める場合は愛情表現やおねだり
犬が顔や口を舐めるのはご飯やおやつなどを要求している場合があります。
犬の祖先にあたる狼はお腹が減ると、母狼の口を舐めてご飯を求めていました。
祖先の狼の習慣が残っているのかもしれません。
また、子犬時期に母犬にご飯を求めるときには、口を舐めていた習慣が残っている場合もあります。
そして、犬が飼い主さんの口や顔を舐めるのは、信頼していることや好きという気持ちを表現しているケースもあるでしょう。
飼い主の手を舐める場合は遊んでほしい
犬が飼い主さんの手を舐める場合は、遊んだり構ったりして欲しい場合があります。
逆に、犬を触ったり、ブラッシングなどをしていたりする場合は、やめて欲しいというサインで飼い主さんの手を舐めているかもしれません。
その他に考えられる理由としては、飼い主さんの手に食べ物や飲み物の匂いが付いている場合も考えられます。
飼い主の足を舐める場合は匂いが気になっている
犬が飼い主さんの足を舐める場合は、匂いが気になっている可能性があります。
足は臭いが比較的強い場所だからです。
また、人間が立っている時に、足は舐めやすい場所ということも考えられます。
犬が自分の体を舐める場合は毛繕い
犬が自分の身体を舐めている場合は、毛繕いしていることが考えられます。
犬は自分の身体を舐めて、付着しているゴミや汚れなどを落とすからです。
また、犬が自分の身体を舐める場合、皮膚に痒みがでる皮膚病の可能性も考えられます。
飼っているワンちゃんが痒がっている場合は、動物病院に相談することもご検討ください。
犬同士で舐める場合は友好的な行動
ワンちゃんが他の犬を舐める場合は、友好的な行動の場合があります。
多頭飼いしているご家庭では、犬同士で友好的なコミュニケーションを取るために身体を舐める場合があるからです。
床を舐める場合は匂いや味の確認
犬が床を舐めるのは、匂いや味を確認している場合があります。
犬は嗅覚が強くて、人間がこぼした食べ物や飲み物などの微かな匂いでも感じることができるからです。
また、犬の胃腸の調子が悪い場合も床を舐める仕草が見られることもあります。
床を舐める仕草のほかに、嘔吐や下痢のような病気の症状が見られる場合は、動物病院への相談もご検討ください。
犬が舐めてくる時の注意点
犬が舐めてくる場合の注意点を3つ紹介します。
- 舐められたら水で洗う
- 犬が口にすると中毒になるものは落とす
- 家族以外の人を舐めさせない
舐められたら水で洗う
犬に舐められたら、水で洗い流すようにしてください。
犬の口内には、雑菌が存在している場合があるからです。
犬は色々なものを舐めるため、舐められたあとに洗わないのは衛生的ではありません。
また、犬の口の中には菌が存在し、舐められることで感染症を発症する可能性があります。
そのため、犬に舐められた場合は水で綺麗に洗い流しましょう。
犬が口にすると中毒になるものは落とす
人の手には、犬が食べると中毒になるものが付着している場合があります。
例えば、ハンドクリームですが、アルコールのように犬が食べると中毒を起こす成分が含まれているかもしれません。
また、玉ねぎやネギ、ニラなどの犬が食べてはいけないものに触れた後は、成分が付着している場合があります。
犬が食べてはいけないものが気になる人は、以下の記事をご覧ください。
犬が食べてはいけないものは?食べてもいい野菜や果物なども紹介
犬が舐めてしまうか心配な場合は、手を洗うか、犬に舐められても良い成分が配合されたハンドクリームを使うなどの対策をしましょう。
家族以外の人を舐めさせない
飼っている犬が家族以外の他人を舐めないように注意してください。
犬の口内には、雑菌がいる場合があり舐められることで感染症になる恐れがあるからです。
他人の手を舐めないように注意が必要となります。
もし他人の手などを舐めてしまった場合は、手を洗うように伝えましょう。
犬が舐めてくるのをやめさせるための5つのポイント
犬が舐めてくるのをやめさせたい場合のやめさせ方の5つのポイントを紹介します。
- 顔を舐めてくるのをやめさせたい場合は手でガードする
- 子犬時期から舐める癖をつけないようにする
- 犬に舐めさせ続けないようにする
- 犬にストレスを与えないような環境を作る
- 動物病院で相談する
顔を舐めてくるのをやめさせたい場合は手でガードする
顔を舐めてくるという場合は、愛情表現である場合が多いため、飼い主さんは受け入れたい気持ちになりますよね。
とはいえ、犬が顔を舐めてくると、口などを舐められる場合があり感染症にかかるリスクがあります。
感染症のリスクを下げるために顔を舐められたくない場合は、手でガードしましょう。
手を舐められた場合、手洗いをすることで感染症のリスクは顔に比べると下がります。
子犬時期から舐める癖をつけないようにする
犬に舐める癖をつけさせないようにする場合、子犬時期から舐めないように教える必要があります。
子犬時期から飼い主さんを舐めることで、犬の要求が満たされることを覚えてしまうと成長してもその癖がつづくと考えられるからです。
成長しても、舐める癖をつけないためには、子犬時期から舐める行動を許さないようにするのがポイント。
犬に舐めさせ続けないようにする
犬が舐めてくるのをやめさせる場合、舐めさせ続けないないのもポイントになります。
舐めてきたら叱るのではなく、舐め続けないように場所を移動しましょう。
叱ることや注意するなどのリアクションを取ると、飼い主さんに構ってもらえると犬が思うからです。
また、舐めるのを辞めたら、おやつやご褒美を与えて褒めてあげると徐々に学習してくれるでしょう。
犬にストレスを与えないような環境を作る
犬が舐めてくるのをやめさせる場合、犬にストレスがかからない環境を作ることもポイントとなります。
犬が舐める行動は、ストレスを感じることで起きる場合があるからです。
犬が退屈している状態や、飼い主さんの体罰などで精神的に不安になる場合は、舐めるという行動につながります。
ストレスの原因がわかっている場合は、環境を変えましょう。
また、犬のストレス発散として散歩をさせたり、一緒に遊んであげるのが良いです。
ドッグフードを入れることができる知的玩具やガムのように長い間噛むことができるおもちゃなどを使うのも良いでしょう。
犬のストレスを解消することで、舐める行動を止められるかもしれません。
動物病院で相談する
犬が舐める行動を止めさせるには、動物病院で相談するという方法もあります。
舐めるという行動は、精神的なもの以外にも皮膚に病気があることにより発生する場合があるからです。
動物病院で相談して、飼っているワンちゃんに何か異常がないかを確認してもらいましょう。
まとめ
いかがでしたか?
この記事では、犬の舐める行動について紹介しました。
以下がこの記事のまとめです。
- 犬が飼い主の顔や口を舐める場合は愛情表現やおねだり
- 飼い主の手を舐める場合は遊んでほしい
- 飼い主の足を舐める場合は特に理由はない
- 犬が自分の体を舐める場合は毛繕い
- 犬同士で舐める場合は有効的な行動
- 床を舐める場合は匂いや味の確認
- 犬が舐めてくる時の注意点は舐められたら水で洗う
- 犬が口にすると中毒になるものは落とす
- 家族以外の人を舐めさせない
- 犬が顔を舐めてくるのをやめさせたい場合は手でガードする
- 犬が舐めてくるのを辞めさせたい場合は子犬時期から舐める癖がつかないようにする
- 犬に舐めさせ続けないようにする
- 犬にストレスを与えないような環境を作る
- 動物病院で相談する
犬が舐めてくる理由や、舐めてくることを辞めさせたい場合は、ぜひ参考にしてくださいね。
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