「うちの子、最近一緒に寝てくれなくなった」
「いつもは夜になると、この部屋に来ていたのにどうして?」
といった愛犬がひとりで寝るようになり、残念に感じているそこのあなた。
以前まで一緒に寝ていたのに、寝なくなったのには複数の要因が考えられます。
この記事ではひとりで寝るようになった理由や心理を解説します。
愛犬思いの飼い主さん必見の内容です。
犬のことをより理解してあげて、より良好な関係を築いてあげましょう。
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犬がひとりで寝るようになった理由・心理
犬がひとりで寝るようになった理由・心理は以下の6つが考えれます。
- 落ち着けないから
- 叱られてきまずいから
- 犬にとっては室温が暑いから
- 主人をリーダーとして見るようになったから
- 加齢により移動が厳しくなったから
- ケージの中の方が寝やすいと感じたから
落ち着けないから
人間と同じく、犬も安心して眠るためには落ち着いた環境が必要。
もし、飼い主が寝返りをうつことが多かったり、睡眠中に声を出したりすると、犬はそれに驚いて眠りにつくことが難しくなるかもしれません。
このため、犬は静かな場所で一人で寝ることを選ぶかもしれません。
叱られてきまずいから
叱られて不快な感情を抱いているからです。
もしくは、犬が飼い主のベッドで叱られたことがあるなら、一緒に寝ることに対して不安や恐怖を感じている可能性があります。
このような経験は、犬が一緒に寝ることを避ける理由となります。
以前に寝床でおしっこをして怒られたなどの経験がある場合などは、一緒に寝なくなってしまう場合もあるでしょう。
犬にとっては室温が暑いから
人間が寒いと感じる温度でも、犬にとっては暑い場合があります。
特に夏場は暑すぎて、ベッドの上に乗ってこず、涼しい場所を見つけて寝ることが多いです。
特に毛の多い犬種や体格の大きな犬種は、人間が適温と感じる室内でも暑く感じることがあります。
これが一緒に寝てくれない理由となることもあるでしょう。
犬が快適に過ごせる環境を整えることが大切です。
主人をリーダーとして見るようになったから
犬が飼い主をリーダーとして認識している場合、一緒に寝ることを避けることがあります。
愛犬と飼い主との間で、主従関係を認識しているのです。
ただし主従関係の認識は、しつけができている証拠。
しつけができているので、一緒に寝てくれないことは問題なわけではありません。
加齢により移動が厳しくなったから
犬が年を取ると、関節の問題や筋力の衰えなどにより、動きが鈍くなることがあります。
特に、飼い主のベッドやソファに飛び乗る動作は体力を必要とします。
そのため、高齢になった犬は体力の消耗が激しいので、一緒に寝ることを避けるようになることもあります。
対策として、犬がベッドに上り下りしやすいように階段を設置する、または犬専用のベッドを用意するなどするとよいでしょう。
ケージの中の方が寝やすいと感じたから
ケージに戻った時に、こちらの方が居心地がよいと感じたので、寝床を変えた可能性があります。
犬にも個体差があるので、寝る場所の好みは違います。
気分を害するなどではなく、単純にケージが寝やすいから寝床を変えだだけかもしれません。
犬は一緒に寝る人を選んでいるの?
一緒に寝る人は選んでいます。
- 信頼度
- 寝心地の良さ
これらをはじめ、複数の要素で寝る人を決めています。
一緒に寝て、安心を感じられる人と犬は眠ります。
- 寝相の悪い人
- 寝言の多い人
- いびきをしてしまう人
これらに該当する方は、安心して眠れないので、一緒に寝たがらないでしょう。
睡眠中の犬には極力、邪魔となるようなことをしないようにして下さい。
犬が一緒に寝るのはこんな人・条件
犬が一緒に寝たがるのは、以下のような人・条件のときです。
- 睡眠中は静か
- ちょっかいを出さない
- 一緒にいて安心できる・リラックスできる
- 寝床に十分なスペースがある
普段の接し方が愛犬にとって、安心できるものであれば、一緒に寝てくれる確率が高まりますよ。
【寂しい人向け】犬とまた一緒に寝るための対策
「愛犬とまた一緒に寝たい」
「犬が離れていくのは悲しい!一緒にいたい」
という方は、以下の対処法を試してみてください。
- 愛犬が過ごしやすい温度設定にする
- 入眠したら邪魔をしない
- また一緒に寝てくれるのを待つ
愛犬が過ごしやすい温度設定にする
犬は自分が居心地の良いと感じる環境で眠ります。
そのため、犬が一緒に寝てくれるようにするためには、寝室の環境を犬が快適に感じるように整えることが重要です。
特に、適切な温度設定は犬が安心して眠れるポイントとなります。人間と犬とでは快適に感じる温度が少し異なるため、愛犬がリラックスして眠れる温度に室温を設定しましょう。
湿度も適切に調整することで、愛犬がさらにリラックスして寝室で過ごすことができます。
入眠したら邪魔をしない
犬が眠り始めたら、そのまま静かにしておくことが重要です。
愛犬の寝姿が可愛いからといって、触ったり邪魔をしたりするのはNG。
犬はその行為をストレスと感じ、あなたと一緒に寝ることが不快な経験と学習してしまう可能性があります。
寝ている愛犬に対しては、静かにそっとしておき、快適に眠れる環境を作ってあげてください。
また一緒に寝てくれるのを待つ
愛犬があなたと一緒に寝てくれない場合でも、無理に寝るように強制することは避けましょう。
無理に一緒に寝ようとする行為は、犬に対するストレスを引き起こし、一緒に寝ることをより嫌がるようになる可能性があります。
愛犬が自発的にあなたと一緒に寝たいと思うようになるまで、信頼関係を築くことを優先し、その時を待つことが大切です。
この信頼関係は、共に過ごす日々の中でゆっくりと築かれます。
冬の季節になったらまた一緒に寝てくれる場合もある
愛犬が寝てくれなくなったのが夏の場合、暑いのが原因かもしれません。
暑いから別室の涼しい場所で眠る子は多いです。
「夏場だけ別室で寝て、冬場は一緒に寝る」というのは、よくある犬に見られる行動の一つ。
寝てくれなくなった時期が夏場の場合、涼しくなるまではそっとしておきましょう。
まとめ
この記事では、犬がひとりで寝るようになった理由を解説しました。
以下がまとめです。
- ひとりで寝る理由は複数考えられる
- 心地悪いと感じたら、ひとりで眠るようになる子が多い
- 犬は暑さが苦手なので、夏は一緒に寝てくれない子が多い
- 寝相やいびきが原因で寝てくれなくなることもある
- 寝床の状態の改善や温度設定を整えれば、寝てくれることもある
犬が一緒に寝てくれなくなったら、寂しいですよね。
愛犬の気持ちを理解して、なるべく自分のそばで寝てもらえるように調整しましょう。
冷房をつけたり、ベッドのスペースをあげたりして、対策してみてください。
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