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ドッグランで嫌われる犬種っているの?向かない犬や事件事例も解説

編集者:いぬの読みもの編集部 まさき(取得資格:「犬の管理栄養士」)

ドッグランで嫌われる犬種っているの?向かない犬や事件事例も解説

「はじめてのドッグラン!うちの子、少しやんちゃだけど大丈夫かしら?」

「うちの子、他の犬とケンカになったりしないかしら?」

といったドッグランに連れていきたいけど、愛犬が嫌がられないか心配なそこのあなた。

ドッグランは、複数の犬が同じエリア内で走り回るので、事故も起こりうる場所です。

愛犬を存分に楽しませられる場所ですが、一定の注意・配慮が必要です。

この記事では、「ドッグランで嫌われる犬種」「ドッグランが向かない犬種」について解説します。

合わせて、トラブルにならないための予防策も解説しているので、ご参照ください。

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ドッグランで嫌われる犬種・向かない犬種っているの?

ドッグランで走り回る犬

ドッグランで嫌われる犬種がいるかどうかは、はっきりとは言えません。

嫌われがちな犬種向かない犬種を解説します。

嫌われがちな犬種

ドッグランで嫌われがちな犬種について解説します。

下記が、ドッグランによっては入場できないことのある犬種です。

ドッグランの入場が禁止されることもある犬種
  • ドーベルマン
  • グレートデン
  • セントバーナード
  • ロットワイラー
  • アメリカンピットブルテリア
  • アメリカンスタッフォードシャーテリア
  • ジャーマンシェーパード
  • 秋田犬
  • 土佐犬
  • 紀州犬

禁止されることのある犬種は、気性が荒いとされる犬が多いです。

もちろん、しつけがしっかりされている子であれば、利口に振舞える場合もあるでしょう。

しかし、いくら普段がお利口でも、状況が異なると興奮して予期せぬ事態に至ってしまう場合も。

こういった犬種を飼われており、ドッグランを利用したいとお考えの方は十分注意してください。

ドッグランに向かない犬

ドッグランに向かない犬は、「特定犬」です。

特定犬とは、「人に危害を及ぼす可能性のある犬種」のこと。

下記が佐賀県のホームページにて、掲載されている犬種です。

 1 人に危害を加えるおそれがあるものとして定める10犬種

(1) 土佐犬  (2) 秋田犬  (3) 紀州犬  (4) ジャーマン・シェパード

(5) グレート・デーン  (6) ドーベルマン  (7) セント・バーナード

(8) アラスカン・マラミュート  (9) マスチフ

(10) アメリカン・スタッフォードシャー・テリア(アメリカン・ピット・ブルテリア)

引用元:佐賀県

これらの犬種は特に、慎重に扱うべき犬種です。

人間でさえ、行動を制止するのが難しいです。

その他にも、「体高(背中の一番高い部分から地面までの高さ)が65cm以上の犬」や「お住いの県の県知事が指定する犬」を飼われている方は、他の犬と一緒のドッグランは避けた方が良いでしょう。

ドッグランでの事故・トラブル事例

ドッグラン

今までに起きたドッグランでの事故・トラブル事例について、調査しました。

当サイトで調べたところ、下記の2件が見つかりました。

  • ボーダーコリーが他の犬に噛みつく
  • ホワイトシェパードが他の犬を襲う

ボーダーコリーが他の犬に噛みつく

下記は、ボーダーコリーが他の犬に噛みついた事例です。

先日代々木公園ドッグランでサモエドを連れた外国人夫婦と、ブルーマールのボーダーコリーを連れた初老の女性が2頭を遊ばせていたときのことです…

突如サモエドの悲鳴が聞こえ、気づけばボーダーコリーがサモエドを襲って噛み付いていました。

引用元:タンタンとパパの子犬の社会化ブログ

ボーダーコリーは中型犬の中では、大きめサイズの犬。

サモエド犬は大型犬に分類される犬です。

この事例から、自分より大きいサイズの相手に噛みつく犬もいることが分かります。

ボーダーコリーは賢い犬で知られており、「警戒心が強く、身体能力も高い」性格の子が多い犬です。

「うちの子は利口だから」と過信するのは、よくありません。

ホワイトシェパードが他の犬を襲う

クリスマスイブの夕方にAさんの飼っているホワイトシェパード2頭が、あるミックス犬のコをブンブンと振り回したのよ。

引用元:ドッグスクールSPRIT♪~犬と歩こう~

ホワイトシェパードは、大型犬に分類される犬。

性格は、「大人しく温厚」・「忠誠心が強い」などと評価されることが多いです。

どちらかといえば、フレンドリーで飼いやすいと言われる犬種でさえ、このような事例があります。

忠誠心が強いとされる犬でも興奮状態になると、飼い主の指示が耳に入らない場合も。

普段は温厚だからといって、油断しないようにしなければなりません。

ドッグランでは犬同士のトラブルはよく起きる

ドッグランで遊ぶ犬

ドッグランでは、犬同士のトラブルは良く見られます。

SNS上に上がっているトラブル事例も確認していきましょう。

ドッグランで想定されるトラブル

ドッグランで想定されるトラブルは、以下の7つです。

ドッグランで想定されるトラブル
  • 噛む
  • ぶつかる
  • 踏んでしまう
  • マウンティングをする
  • 他の飼い主を噛む
  • ワクチン接種を受けていない犬に噛まれる
  • 人間同士のトラブル

犬間のトラブルだけでなく、人同士がトラブルになることもあります。

犬の危ない行動に対して、制止しない飼い主さんに対して、注意してトラブルになる事例です。

ドッグランは愛犬が自由に走り回れる素敵な場所ですが、油断は禁物だということを忘れないでください。

ドッグランでトラブルを起こさないための9つの予防策

飼い主を見る犬

ドッグランでトラブルを起こさないための9つの予防策を、紹介します。

ドッグランでトラブルを起こさないための9つの予防策
  • 危なそうな子・相性が悪そうな子がいたら遊ばせない
  • 犬のサイズごとに区分がはっきりしている施設を利用しよう
  • 気性の荒い子を飼っている場合は遊ばせない
  • 愛犬を制止できないのであれば絶対に行かない
  • 首輪はつけたままにしておく
  • 絶対に犬から目を離さない
  • おやつを食べている犬がいたら遊ばせない
  • 多頭飼いの場合は1匹ずつ遊ばせる
  • トラブルが心配なら貸し切りで利用しよう

危なそうな子・相性が悪そうな子がいたら遊ばせない

犬同士の相性や気性はさまざまで、必ずしも全ての犬が互いに上手く遊べるわけではありません。

もしドッグランに攻撃的な犬や自分の犬と相性が悪そうな犬がいる場合は、その場から離れるか、別の時間に訪れることを考えましょう。

犬のサイズごとに区分がはっきりしている施設を利用しよう

大型犬と小型犬が一緒に遊ぶと、事故のリスクが高まることがあります。

そのため、サイズごとにエリアが分けられているドッグランを選ぶようにしましょう。

区分されていなければ、愛犬が加害者もしくは被害者になる恐れがあることを、頭に入れておいてください。

気性の荒い子を飼っている場合は遊ばせない

愛犬の気性の粗さが心配であれば、貸し切りタイプのドッグラン以外遊ばせないようにしましょう。

何かがあってからでは、手遅れになります。

愛犬と楽しい日々を過ごすためにも、ドッグランの使用は避けた方が良いです。

愛犬を制止できないのであれば絶対に行かない

愛犬を制止するのが難しければ、絶対に行かないでください。

普段はおとなしい子でも、興奮すると性格が変わってしまうことも。

万が一のことも想定して、愛犬を止められないのであれば、行かないことをお勧めします。

ドッグランでは、犬が他の犬や人に危害を加えないように、飼い主が常に制御できることが必須です。

もし犬を制御できない場合、他の利用者に迷惑をかけるだけでなく、犬自身の安全も危険にさらす可能性があります。

先述で紹介した事例も、飼い主さんは制御できていなかったようです。

ボーダーの飼い主さんはその間オロオロするだけで何もできず、咬まれて流血しながらサモエドパパさんが文句を言ってもぼんやり聞いているだけだったそうです。

周りの人たちは愛犬が巻き込まれないよう首輪を掴み抑えていて、何もできる状況ではありません。

管理事務所の人が到着した時には、二頭の犬たちの命には別状はなかったらしく騒ぎは収まっていました…

引用元:タンタンとパパの子犬の社会化ブログ

他の犬・人に迷惑を掛けないためにも、行かないようにしましょう。

お相手の犬を怪我させてしまった場合は、多額の損害賠償を請求されます。

首輪はつけたままにしておく

首輪は、犬を制御したり、緊急時にすぐに引き寄せたりするための重要なアイテム。

ドッグランでは首輪をつけたままにして、必要に応じて素早く介入できるようにしましょう。

絶対に犬から目を離さない

ドッグランで犬を遊ばせている間も、飼い主が犬の行動を常に監視することが大切です。

犬が問題的な行動をし始めたり、他の犬との間にトラブルが起きそうになった場合、すぐに対処することができます。

おやつを食べている犬がいたら遊ばせない

食べ物は犬間の競争を引き起こし、トラブルの元になります。

他の犬がおやつを食べているときは、その犬が食事を終えるまで自分の犬を遊ばせないようにしましょう。

多頭飼いの場合は1匹ずつ遊ばせる

複数の犬を同時に管理することは難しく、それぞれの犬に対する注意が散漫になりがちです。

そのため、多頭飼いの場合でも、1匹ずつ遊ばせるようにしてください。

片方の愛犬だけを見ている間に、もう一頭が他の犬とトラブルになっていることもあり得ます。

トラブルが心配なら貸し切りで利用しよう

自分の犬が被害者にも加害者にもならないためにも、貸し切りにすると良いでしょう。

ヒヤヒヤせずに、純粋に愛犬を開放的に遊ばせられますよ。

愛犬との時間を存分に楽しめます。

貸し切れるかどうかは、ドッグランに問い合わせてみてください。

ドッグランは貸し切れる場合も、貸し切れない場合もあります。

大型犬を遊ばせる場合は特に貸し切りがおすすめ

くつろぐ犬

愛犬が大型犬の場合は、特にドッグランを貸し切るのがおすすめです。

大型犬がトラブルを起こした場合は、最悪の事態に発展しかねません。

非常に危険であり、悲しい事故が起きかねません。

悲しい事故が起きないように、絶対に発生しえない環境を作ることが大事です。

貸し切りじゃない場合は、「大型犬のみ入場可」のような区分されているドッグランを選んでください。

まとめ

この記事では、「ドッグランで嫌われやすい・警戒されやすい犬種」「ドッグランでのトラブル事例」について解説しました。

以下がまとめです。

ドッグランの入場が禁止されることもある犬種
  • ドーベルマン
  • グレートデン
  • セントバーナード
  • ロットワイラー
  • アメリカンピットブルテリア
  • アメリカンスタッフォードシャーテリア
  • ジャーマンシェーパード
  • 秋田犬
  • 土佐犬
  • 紀州犬
この記事のまとめ
  • ドッグランはトラブルになりうることも理解しておこう
  • 大型犬はドッグランを利用できないこともある
  • 愛犬を制御できないなら、ドッグランを利用すべきでない
  • 普段は穏やかな犬でも、興奮すると抑えられないこともある
  • 万が一のことが心配なら、ドッグランを貸切るのがおすすめ
  • ドッグランのエリアが犬のサイズごとに区分されている施設を利用した方が安全

ドッグランを利用する際は、今回紹介した予防策をよく確認して利用してみてくださいね。

みんなが過ごしやすいように、配慮を持って施設を利用しましょう。

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