「うちの子、どうしてこんなに毛布噛むんだろう?ひょっとしてストレス?」
「毛布を噛むことは健康上問題ないの?噛むのはやめさせるべき?」
といった愛犬が毛布を噛んでいて、心配なそこのあなた。
愛犬が頻繁に毛布を噛んでいたら、心配になりますよね。
噛む理由は複数考えられますが、病気の可能性もあるってしっていましたか?
この記事では、噛む時に考えらえる理由や噛むのを辞めさせる方法を解説します。
愛犬が噛んでいて心配な方は、必見の内容です。
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犬が毛布を噛む時に考えられる9つの理由
犬が毛布を噛む時に考えらえる理由は、以下の9つです。
- 遊びで噛んでいる
- ストレスがたまっている
- 飼い主の気を引きたい
- 毛布の素材が好き
- 運動不足で何かで発散をしたい
- 寂しくて不安を和らげたい
- 何か物を噛みたいが他に物がない
- 噛むのが犬の習性だから
- 心の病気を抱えている
遊びで噛んでいる
毛布を遊び道具の一つとしてとらえていることが考えられます。
毛布を噛むことが、おもちゃを噛むような感覚になっているのでしょう。
犬は遊び好きな生き物で、特に物を噛むことは遊びの一環となることが多いです。
成犬になるにつれて直っていくので、子犬が噛んでいるのであれば問題ありません。
成犬になって噛んでいるのであれば、噛むのをやめさせられるようにしましょう。
ストレスがたまっている
ストレスがたまると、犬によっては問題行動をするようになってしまいます。
- 騒音が気になる
- スキンシップの時間がない
- お留守番の時間が長い
- 一人ぼっちが寂しい・怖い
などのストレスを感じると、噛む行動によってそのストレスを発散することがあります。
飼い主の気を引きたい
毛布を噛むことで、飼い主が心配してくれると考えて噛んでいることも。
気を引いて、構って欲しくて噛んでいます。
- 叱る
- 毛布を没収する
これらも愛犬にとっては、構ってくれたという認識になります。
過去に「毛布を噛む」→「叱る(構う)」をしたことがあるとすると、この理由が考えられます。
最近、愛犬と戯れる時間が減ってしまったと思う方は、こちらが理由に該当する可能性が高いです。
毛布の素材が好き
犬が特定の毛布を噛むのは、その毛布の感触や素材が好きだからかもしれません。
柔らかい毛布は犬にとって心地よい感触です。
噛むときに食感が愛犬にとって良いものであり、噛んでいることが考えられます。
運動不足で何かで発散をしたい
- 散歩の少なさ
- 「動く」の運動量の少なさ
これらの運動不足で、エネルギーが溜まってしまっていることが考えられます。
溜まってしまったものを発散したいという気持ちから、噛むようにしていると考えられます。
寂しくて不安を和らげたい
- 留守番が多い
- スキンシップを取る時間が少ない
これらの事象により、犬によっては寂しさを募らせてしまう場合があります。
寂しさを和らげるために、毛布を噛んで紛らわしていることが考えられます。
毛布を噛む時の感覚は、母犬から授乳を受ける時の感覚と似ています。
寂しさを噛むことで、落ち着かせているのです。
何か物を噛みたいが他に物がない
犬は自然と物を噛みたがる生き物です。
周囲に噛むことができる物がないから、毛布を噛んでいると考えられます。
子犬の時期は、歯に痒さを感じている場合もあります。
歯が生え変わる時期なら、むずがゆさを感じて噛みます。
「毛布を噛んでいいもの」と認識し、故意に噛んでいることもあるでしょう。
噛むのが犬の習性だから
犬は噛むという習性を持っています。
習性なので、とくに目的がなくても、ものを噛むのです。
毛布を噛む行動も、その習性の一環と考えられます。
心の病気を抱えている
心の病気が原因で、噛んでいることもあります。
- 毛布を噛む
- 前足で毛布を揉む
- 毛布を吸う
これらのこと繰り返しするようであれば、心の病気に該当する可能性があります。
「ブランケットサッキング」と呼ばれる、「常同障害」です。
不安になったときに、ひたすら同じ行動をして自分の心を落ち着かせようとするのです。
行動をとることで、不安を和らげようとしているのです。
犬に毛布を噛ませないようにする7つの方法
- 遊んであげる
- 運動を適度にさせる
- 素材の異なる毛布を使う
- 噛んではいけないものとしてしつける
- スキンシップの時間を増やす
- 動物病院で診察してもらう
- 噛めるおもちゃを用意する
遊んであげる
犬が毛布を噛むのは退屈からくることもあるため、定期的に遊んであげることが大切です。
これにより犬のストレス解消に繋がり、毛布を噛む行動を減らすことができます。
運動を適度にさせる
適度な運動は、エネルギーを消費し、ストレスを発散させてくれます。
- 散歩
- 室内遊び
これらで運動させて、
散歩や犬との遊びは、犬が毛布を噛む行動を減らすことに繋がります。
素材の異なる毛布を使う
犬が特定の毛布の感触を好きで噛んでいるなら、異なる素材の毛布を試すのも一つの手段。
噛むことが難しいか、犬が好きではないテクスチャの毛布を選ぶと良いでしょう。
噛んではいけないものとしてしつける
犬がそもそも、噛んでいいものとして認識している可能性があります。
噛んではいけないものとして覚えさせなければなりません。
毛布を噛んでいたら、「ダメ」と短く叱ってあげましょう。
時間差で叱ると、犬は混乱するので、噛んでいる時に叱ってくださいね。
スキンシップの時間を増やす
犬が寂しさや不安を感じて毛布を噛む場合、スキンシップの時間を増やすことでその感情を和らげることができます。
飼い主との絆を深め、安心感を与えることで毛布を噛む頻度が減っていくでしょう。
動物病院で診察してもらう
「ブランケットサッキング」であることが疑われる場合は、一度獣医師に見てもらいましょう。
病名のある障害なので、適切に治療しなければなりません。
獣医師の助けを借りることが重要です。
噛めるおもちゃを用意する
毛布以外に噛めるものを用意しましょう。
かゆいから噛んでいるのに、毛布以外に噛めるものがないのが噛んでいる原因かもしれません。
犬向けの噛めるおもちゃは、たくさん販売されているので、探してみてください。
本記事でも後述で、犬が噛めるおすすめのおもちゃを紹介します。
犬に毛布を噛ませるのはよくない|考えられる危険性
- 噛みちぎったら危険だから
- 心の病気の場合は放置しておくのはまずい
噛みちぎったら危険だから
万が一、毛布を噛みちぎってしまったら、危険です。
噛みちぎった破片を飲み込んでしまう可能性があります。
誤飲すると、以下のようなリスクがあります。
- 呼吸困難になる
- 腸に破片が詰まる
- 食欲不振になる
- 嘔吐を起こす
腸閉塞は非常に危険な病気です。
布製品を飲み込むことは、これらを引き起こす可能性があります。
心の病気の場合は放置しておくのはまずい
心の病気で噛んでいる場合は、放置してはなりません。
ストレスを重く抱えている証拠なので、愛犬を取り巻く環境を見直さなければなりません。
獣医師に相談して、なるべく早く症状が治まるようにして下さい。
犬に噛ませるのにおすすめのおもちゃ
犬に噛ませるのにおすすめのおもちゃは、以下の2つです。
- 鹿の角(おもちゃ用)
- デンタルボーンミニ
鹿の角(おもちゃ用)
引用元:楽天市場
鹿の角は、犬用のおもちゃに加工された角です。
本物のエゾシカの角を加工して、おもちゃにしています。
鹿の角が半割り加工されており、食いつきに定評があるグッズです。
- 口臭予防
- デンタルケア
このおもちゃは、これらの役割も果たしてくれます。
おもちゃを噛むことで唾液が出るので、口内の細菌の増殖も防げますよ。
歯も刺激できるので、歯磨きにもなります。
長い間噛めるだけでなく、飲み込む心配性もないおもちゃです。
デンタルボーンミニ
デンタルボーンミニは、歯が磨けてしまうおもちゃ。
ベーコンの匂いがするのが魅力で、犬の嗅覚をそそるおもちゃです。
ナイロン素材とポリウレタン素材を使ってできています。
噛みやすく、でこぼこしているので、歯の汚れを落とせる一品です。
超小型犬用(3kg未満)なので、チワワにおすすめです。
まとめ
この記事では、「犬が毛布を噛む理由」や「噛まないようにさせる方法」について解説しました。
以下がまとめです。
- 犬が毛布を噛む理由は複数考えられる
- 毛布を頻繁に噛むようであれば、共同障害の可能性もある
- 噛む原因を特定して、適切に対処しよう
- 毛布以外の噛んでもよいおもちゃを与えるのがおすすめ
- ブランケットサッキングの可能性があるなら、動物病院で診てもらおう
- ストレスが原因で噛んでいることもあるので、適度に運動&スキンシップをとることを心がけよう
いかがでしたか?
愛犬を観察してみて、どうして噛んでいるのかを特定してあげてください。
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