夜愛犬と寝る時、愛犬は飼い主のどこに寝ていることが多いですか?
実は愛犬の寝る位置や寝相で、飼い主に対してどんなことを思っているのかがわかると言われています。
犬は家の様々なところで寝ますが、飼い主の側で寝ることで安心感や信頼感を感じ、また本能的に主従関係を意識しているようです。
今回は、犬の寝る位置、寝方、寝相でわかる飼い主への気持ちについてご紹介します。
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【寝る位置別】愛犬の心理
愛犬がどこで寝ているかによって、愛犬の心理がわかると言われています。
場所別でわかる愛犬の気持ちを見てみましょう。
- 足元の近くで寝る心理
- お腹の近くで寝る心理
- 胸の近くで寝る心理
- 頭の近くで寝る心理
足元の近くで寝る心理
愛犬が足元で寝るのは、飼い主に対して「忠誠心がある」ことを意味しています。
足元で寝ることは、自分は飼い主よりも下の存在、つまり飼い主を「リーダー」だと思っています。
足元は死角となる場所で、もし飼い主に何かあれば自分が真っ先に向かって飼い主を守りたいという意思が現れているようです。
リーダーと認めなければ、どんな場合でも足元で寝ることはありません。
飼い主を寝ると足元で寝るのに、家族と寝るときは別の場所で寝るという行動はよく見られます。
お腹の近くで寝る心理
愛犬がお腹の近くで寝るのは、飼い主に対して「安心感」を抱いています。
お腹は、飼い主の体温を1番感じられる場所で、飼い主の側でリラックスしたい、甘えたいという気持ちが表れています。
普段飼い主の膝の上でお昼寝が好きな犬は、夜寝る時もお腹周りで眠る傾向があります。
ただ、いつもお腹の上で寝ることを許可すると、飼い主は同じ姿勢のまま寝なければいけないので大変です。
愛犬とルールを決めて(寝る直前まで、など)寝かせてあげるとお互いに楽になるでしょう。
胸の近くで寝る心理
愛犬が胸の近くで寝るのは、飼い主に対して「強い信頼感」を抱いています。
胸の近くは飼い主の鼓動の音を強く感じることができ、飼い主だと認識できる最も安心できる場所であると思っています。
普段抱っこが好きな犬は、夜寝る時も胸の近くで寝る傾向があります。
頭の近くで寝る心理
愛犬が飼い主の頭近くで寝るのは、飼い主に対して「自分は飼い主よりも上である」と認識している可能性が高いです。
普段言うことを聞かないのであれば、その可能性は大です。
飼い主をリーダーと認めておらず、命令を無視したワガママな行動を取る傾向にあります。
ですが単にその場所が好き、飼い主の匂いが好き、という可能性もあるので、日頃の行動に特に問題がないのであれば心配することはありません。
飼い主から離れて寝るのは信頼されている証拠
愛犬が飼い主から離れて寝るのはとてもさみしい気持ちになりますよね。
ですが犬が飼い主から離れて寝る姿勢は、信頼されている証拠とも言えます。
犬は自分で自分を守れる自信があり、飼い主に対して安心感を持っているからこそ、少し離れて寝ることができるのです。
この行動は犬と飼い主との強い信頼関係と、犬が独立心を持っていることを表しています。
また、控えめな性格の犬も飼い主から離れて寝る傾向にあります。
控えめな子はあえて飼い主とは一緒に寝ずに、日中に飼い主の足元でお昼寝をするようです。
詳しくはぜひこちらの記事も読んでみてください。
犬が一人で寝るようになったのはなぜ?心理は?一緒に寝る人は選ぶ?
犬が飼い主の上で寝るのも「安心」の証拠
犬が飼い主の側や、飼い主の上で寝ることは「強い信頼感」を抱いている証拠です。
野生の頃、犬はグループで行動しており、外敵から身を守るために夜眠るときはお互いに体を寄せ合って眠っていました。
体をくっつけて寝るという行動は、本能的に相手に対して信頼していることを表しています。
上に乗るからといって見下している意味ではなく、ほとんどは仰向けで寝ている飼い主の胸やお腹の上で寝たい、という気持ちです。
【寝相別】愛犬の心理
犬がの寝相からも、犬の心理がわかると言われています。
愛犬と一緒に寝ない飼い主は、愛犬の寝相がどうなのかそっと観察してみましょう。
寝相は、飼い主への気持ちというよりは、周囲の環境や体調管理の面で違いが出てきます。
- 丸くなって寝る
- お腹を出して寝る
- 横向きで寝る
- うつ伏せで寝る
丸くなって寝る
ドーナツ型の丸まった寝方は、犬の寝方として最も一般的で、どの犬にもよく見られます。
丸まって寝ることで大切な内臓が守られ、体温を逃さないようにしています。
冬は時に丸まって寝る姿をよく見られるでしょう。
ただし、寒くもないのに丸まって寝ている時は、周囲を警戒している可能性があります。
安心しきれておらず、緊張の表れかもしれません。
お腹を出して寝る
お腹を隠して丸まって寝るのとは反対に、お腹を出してゴロンと寝ている時は、「安心している」証拠です。
お腹を出して寝る姿は「へそ天」とも言われ、飼い主がいるから大丈夫だとリラックスしている状態です。
最上級に安心して熟睡しており、警戒心はなく、快適に過ごせていると言えます。
横向きで寝る
横向きは寝るときに犬が1番楽である格好であると言えます。
横向きで寝ることにより、犬は筋肉や関節にかかる圧力を分散し、より快適な睡眠を得ることができます。
この場合はよく熟睡していて、飼い主に対して信頼を寄せている証拠です。
ただ、ハアハアと呼吸が荒い場合は暑さで弱っていたり、熱中症の可能性がありますので寝ていてもこまめに様子を見てあげてください。
うつ伏せで寝る
丸まって寝ることと似ていますが、うつ伏せでの寝相スタイルは犬の一般的な寝方といえます。
ぐっすり寝ているように見えますが、うつ伏せは何かあったときにすぐに起き上がれるようすばやく行動に移れる状態で、警戒心を持っています。
顎が床についているので、ちょっとした振動や状況の変化にも気が付きやすいです。
暑い時も体を冷やすためにお腹を床につけてうつ伏せになりますので、体温調節がしやすい寝方です。
犬と寝ることに関するよくある質問
愛犬と寝ることは日々の中で至福の時間です。
愛犬と寝るときの、これってどうなの?と思うよくある質問にお答えしていきます。
一緒に寝る時に窒息死などで死亡する可能性はある?
犬と一緒に寝ることは多くの飼い主にとって幸せな時間ですが、窒息死などのリスクもあります。
特に小型犬、子犬、高齢犬、肥満犬、または健康上の問題を抱える犬に対しては、十分な注意が必要です。
以下は愛犬と寝る時に注意すべきポイントです。
寝具 | 愛犬と寝るときは、寝る環境に十分配慮する必要があります。広めのベッドにする、毛布や羽毛布団で酸欠にならないように注意するなど、飼い主が寝ている間に事故が起きないように環境を整えましょう。 |
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犬の位置 | 愛犬の首を曲がらないような位置に寝かせることが大切です。窒息のリスクを減らすためには、近くに寝かせすぎないことも重要です。 |
健康状態 | 呼吸器に疾患がある場合は、一緒に寝ることは控えたほうが良いでしょう。獣医師に相談し、一緒に寝ても良いかの判断を仰いでください。 |
愛犬と一緒に寝ることは飼い主との絆を深める素晴らしい時間ですが、安全を最優先に考えることが不可欠です。
場合によっては一緒に寝ないというのも懸命な判断といえます。
愛犬の命と健康を確保することを最優先し、一緒に寝る準備を整えてあげましょう。
犬と寝る時のスピリチュアル的な意味は何?
犬と人間は古来から共に生活してきた長い歴史があります。
本能的に「忠誠心」や「信頼関係」があり、人間の魂と犬の魂は近いものがあると言われています。
犬は波動を感じる力があり、特に負の波動を強く感じ、霊的な存在を認識する犬もいます。
人が犬と寝ることで以下のようなスピリチュアルな効果があります。
悪夢を祓う | 犬は飼い主のちょっとした心境の乱れや波動を見逃しません。霊的な力を持つ犬は、飼い主が気が付かないうちに悪夢を祓ってくれています。飼い主がうなされていると、夜中に吠えてしまうこともありますが、どうか叱らないであげてください。 |
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精神的に癒やされる | 飼い主の波動が乱れている時、犬は飼い主にそっと寄り添うことがあります。心に滞った気を流してくれます。勘のいい犬は、帰宅する飼い主の波動を感じて、玄関で待っているようです。 |
犬との心の結びつきが強くなる | 一緒に眠ることは、犬と飼い主の絆を強くします。信頼感という言葉では表せない、特別な結びつきとなるでしょう。 |
犬の正常の睡眠時間はどのくらい?
うちの愛犬は一日中寝てばかりだけど大丈夫?と思っている飼い主さん、どうぞ安心してください。
犬の正常な睡眠時間は年齢や種によって異なりますが、一般的に成犬は約12〜14時間の睡眠が必要とされます。
ただし、犬の大きさや活動レベル、健康状態によって変動することがあります。
子犬は通常、成犬よりも多くの睡眠が必要で、高齢犬にも多くの睡眠が不可欠です。
また、犬はの睡眠サイクルは短く、目を覚ましやすい動物です。
夜に一気に眠るというよりは、日中に細かく仮眠を取ったりします。
飼い主は愛犬の睡眠パターンを理解し、十分な休息を取らせることが大切です。
不足した睡眠はストレスや健康の問題を引き起こす可能性があるので、愛犬の健康と幸せを考え、愛犬がぐっすり眠れる環境を作ってあげましょう。
まとめ
愛犬の寝る位置と寝相からわかる飼い主への気持ちを解説しました。
犬の寝方によって、飼い主への信頼感、安心感、主従関係、環境への警戒心などがわかります。
愛犬と寝ることは犬にとっても飼い主にとっても、絆が深まったりと良いことが多いですが、一緒に寝ることで窒息するリスクもあります。
子犬や老犬の場合は、窒息のリスクを考えてゲージの中で寝かせてあげたほうが良いかもしれません。
愛犬が安心して眠れるように環境を整えて、普段から寝方や寝相をよく見てあげてください。