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犬のエリザベスカラーは寝るときも着けたままにする?嫌がる場合の対処法も

編集者:いぬの読みもの編集部 まさき(取得資格:「犬の管理栄養士」)

犬のエリザベスカラーは寝るときも着けたままにする?嫌がる場合の対処法も

「エリザベスカラーは犬が寝るときも着けたままにする?」
「犬が寝るときにつけるのを嫌がる場合の対処法は?」

といったように、犬のエリザベスカラーは寝るときも着けるのかについて調べていませんか?

結論から先にお伝えすると、犬のエリザベスカラーは寝るときも着けます。

エリザベスカラーをつけないと、犬が患部を舐めて症状が悪化する場合があるからです。

この記事では、犬のエリザベスカラーについて以下の内容でご紹介します。

この記事の内容
  • 犬のエリザベスカラーは寝るときも着ける理由
  • 寝るときに犬がエリザベスカラーを嫌がる場合の対処法
  • 寝るときにおすすめ?犬用エリザベスカラー3選!
  • 犬のエリザベスカラーの選び方
  • 犬のエリザベスカラーに関するよくある質問

犬のエリザベスカラーを寝るときにつける理由や嫌がる場合の対処法などについて知りたい人は、ぜひ参考にしてください。

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犬のエリザベスカラーは寝るときも着ける理由

エリザベスカラーをつけているプードル

犬のエリザベスカラーは寝るときも着ける理由は以下のとおりです。

犬のエリザベスカラーは寝るときも着ける理由
  • 基本的に治療が終わるまで外さないため
  • 着けないと犬が患部を舐めて状態が悪くなる場合があるため
  • 患部に薬を塗っているのを舐めないようにするため
  • 顔を引っ掻いてしまう場合があるため
  • 着けていると犬が慣れてくるため

基本的に治療が終わるまで外さないため

エリザベスカラー、一般に「エリカラ」や「術後のカラー」とも呼ばれるこの道具は、犬が手術や治療を受けた後に使用されます。

このカラーの最も重要な機能は、犬が治療中の傷や手術後の患部をなめたり噛んだりするのを防ぐことです。

そのため、基本的には治療が完全に終わるまで、そして獣医がカラーを外しても安全だと判断するまで、カラーは外さない方が良いと言えます。

着けないと犬が患部を舐めて状態が悪くなる場合があるため

犬は本能的に痛みを感じるとその部分を舐めるとされています。

これは一見、自己治癒の一環のように見えますが、手術や治療後の患部を舐めることは実際には非常に危険です。

それはなぜなら、舐めることによって傷口が開いたり、感染したり、炎症が悪化したりする可能性があるからです。

これらのリスクを防ぐためにも、エリザベスカラーは必要な道具となります。

患部に薬を塗っているのを舐めないようにするため

さらに、エリザベスカラーは、患部に塗られた薬を犬が舐めるのを防ぐ役割も果たします。

薬はしばしば痛みを和らげたり、感染を防いだり、炎症を抑えたりするために使用されます。

これらの薬が犬によって舐められてしまうと、その効果が十分に発揮されなくなります。

また、犬が薬を直接舐めることは、薬の副作用を引き起こす可能性もあります。

したがって、エリザベスカラーは、これらの薬が適切に働くことを確保し、犬の健康を守るためにも寝るときにも着けておくべきです。

顔を引っ掻いてしまう場合があるため

エリザベスカラーは、犬が手術後の患部や傷口を舐めたり噛んだりするのを防ぐために使用されますが、その効用はこれだけにとどまりません。

例えば、犬が顔や頭部にアレルギーや感染症が発生し、それが痒みを引き起こした場合、犬はその痒みを和らげようと引っ掻くことがあります。

しかし、この引っ掻き行動が過度になると、皮膚が傷ついたり、さらなる炎症を引き起こしたりする可能性があります。

エリザベスカラーを装着することで、犬が自己を傷つけるリスクを減らすことができます。

寝る間もこのリスクは存在しますので、その期間もカラーを装着させ続けることが推奨されます。

着けていると犬が慣れてくるため

また、エリザベスカラーを一貫して装着させることには、犬がその存在に慣れるという利点もあります。

一部の犬は初めてカラーを装着したとき、それに困惑したり不快感を覚えたりするかもしれません。

しかし、カラーを一定期間つけ続けることで、多くの犬はその存在に慣れ、それを受け入れるようになる場合があります。

特に、夜間や寝るときにもカラーを外さないことで、犬はエリザベスカラーが自身の生活の一部であると認識し、抵抗感を減らすことができます。

したがって、寝るときもカラーを装着させることは、犬がエリザベスカラーにより早く適応する助けとなるのです。

寝るときに犬がエリザベスカラーを嫌がる場合の対処法

エリザベスカラーをつけているビーグル

寝るときに犬がエリザベスカラーを嫌がる場合の対処法をご紹介します。

エリザベスカラーを嫌がる場合の対処法
  • 術後服を着せる
  • エリザベスカラーを変える

術後服を着せる

エリザベスカラーは犬の治療をサポートする非常に有用なツールですが、一部の犬はその存在に不快感を感じ、特に寝るときにそれを嫌がることがあります。

そのような場合の一つの対策として、術後服の使用を検討することができます。

術後服は体にフィットする形で設計されており、犬が傷口や患部に触れるのを防ぎます。

また、柔らかい布製でできているため、犬にとって快適な着心地を提供します。

寝るときに特にエリザベスカラーを嫌がる犬にとって、術後服は代替品となる可能性があります。

エリザベスカラーを変える

もう一つの対策として、異なる種類のエリザベスカラーに変えることを検討することも可能です。

一般的なエリザベスカラーは硬いプラスチック製ですが、最近では様々な素材やデザインのカラーが市場に出ています。

例えば、柔らかい布製や空気を入れて膨らませるタイプのカラーは、犬にとってより快適な選択肢となり得ます。

これらは犬の動きを制限することなく患部への接触を防ぎ、犬が寝るときにも安心して着用することができるでしょう。

これらの代替品を試してみることで、犬がエリザベスカラーをより快適に着用できるようになるかもしれません。

なお、不明な点がある場合や、何か問題が起きた場合は、獣医に相談するようにしましょう。

寝るときにおすすめ?犬用エリザベスカラー3選!

犬用エリザベスカラーを3つご紹介します。

犬用エリザベスカラー3選
  • Alien Pet エリザベスカラー 布製
  • WZ PET エリザベスカラー
  • SUSWIM エリザベスカラー

Alien Pet エリザベスカラー 布製

Alien Pet エリザベスカラー 布製

「Alien Pet エリザベスカラー 布製」は、優れた素材、独特の設計、そして使いやすさを兼ね備えています。

内側に高品質のスポンジを採用しており、犬が気持ちよく感じることができます。

特に寝ている間、このカラーは首への負担を最小限に抑え、邪魔になりません。

さらに、このカラーの独自のデザインは、小型犬にとっても快適です。

カラーの繋ぎ目には面ファスナーが付いており、犬へのストレスを軽減するだけでなく、着脱も簡単にできます。

最後に、このカラーは機能的でありながら見た目も可愛らしく、おしゃれな犬の装いに最適です。

WZ PET エリザベスカラー

WZ PET エリザベスカラー

「WZ PET エリザベスカラー」は通気性が優れており、軽量なマイクロファイバーが使用されています。

発疹、アレルギー、または手術後の傷から愛犬を保護するのに役立ちます。

しかしながら、愛犬が傷を舐めないようにするためには、カラーは顔や口よりも長くすることが重要です。

また、このエリザベスカラーは、柔らかくて快適でありながらも耐久性があります。

さらに、使用しない時には簡単に折りたたんで保管できます。

なお、汚れたら温水で優しく拭いて乾かしたり、洗濯機で洗ったりすることも可能です。

SUSWIM エリザベスカラー

SUSWIM エリザベスカラー

「SUSWIM エリザベスカラー」はあご乗せ枕としても使えるため、愛犬のリラックスタイムをより心地よくするのに役立ちます。

軽量で視界を遮る範囲も少ないので、愛犬がストレスフリーで過ごせるでしょう。

傷舐め防止・噛み防止・傷かき防止の効果があり、愛犬のケガや病気の回復をサポートします。

また、高品質のスポンジが内部に使われているので、柔らかく心地よく、首への負担を軽減します。

これにより、愛犬はカラーをつけたままでも安心して寝ることができるでしょう。

なお、面ファスナー式なので、装着は簡単です。

犬のエリザベスカラーの選び方

エリザベスカラーを着けている柴犬

犬のエリザベスカラーの選び方についてご紹介します。

犬のエリザベスカラーの選び方
  • 愛犬に合ったサイズのものを選ぶ
  • 愛犬にストレスがかかりにくい素材で選ぶ
  • エリザベスカラーのタイプで選ぶ

愛犬に合ったサイズのものを選ぶ

エリザベスカラーを選ぶ際の最初のポイントは、愛犬に適したサイズのものを選ぶことです。

カラーが大きすぎると動きにくくなり、小さすぎると適切な保護が得られません。

首周りと、口からカラーの先端までの長さを計測し、適切なサイズを選びましょう。

愛犬にストレスがかかりにくい素材で選ぶ

固いプラスチック製のカラーは丈夫ですが、重くて音が鳴るため犬にストレスを与えることがあります。

一方、布製やソフトプラスチック製のものは軽くて静かであるため、愛犬のストレスを軽減できます。

エリザベスカラーのタイプで選ぶ

エリザベスカラーには、以下のようにいくつかのタイプがあります。

  • ベル型・ラッパ型
  • ドーナツ型

愛犬の性格や状況によって最適なタイプが異なります。

ベル型・ラッパ型

このタイプのカラーは、形状がベルやラッパのようになっており、愛犬が自分の体を舐めるのを防ぎます。

これは一般的なエリザベスカラーで、犬の動きを最も制限しますが、高い保護性能を提供します。

ドーナツ型

ドーナツ型のエリザベスカラーは、首周りに適用するもので、首を回して体を舐めるのを難しくします。

このタイプのカラーは、ベル型やラッパ型よりも動きやすく、愛犬が寝るときにも邪魔になりにくいため、長期間の使用に適しています。

エリザベスカラー選びは、愛犬の快適さと保護のバランスを見つけることが重要です。

愛犬の性格、大きさ、そして何に対して保護する必要があるのかを考慮して、最適なカラーを選びましょう。

犬のエリザベスカラーに関するよくある質問

エリザベスカラーを着けて寝ている犬

犬のエリザベスカラーに関するよくある質問についてご紹介します。

犬のエリザベスカラーに関するよくある質問
  • エリザベスカラーを着ける目的はなに?
  • エリザベスカラーを着けるときの注意点は?
  • エリザベスカラーの名前の由来は?
  • エリザベスカラーは犬にとってストレス?

エリザベスカラーを着ける目的はなに?

エリザベスカラーは、主に犬や猫が自分自身の体を舐めたり噛んだりするのを防ぐために使用されます。

これは、特に手術後や皮膚病がある場合、舐めることで傷が治りにくくなったり、感染症を引き起こす可能性があるためです。

また、犬が過度に掻くことによる皮膚トラブルを防ぐためにも利用されます。

エリザベスカラーを着けるときの注意点は?

エリザベスカラーを着ける際には、適切なサイズを選ぶことが重要です。

カラーが小さすぎると保護効果が薄れ、大きすぎると動きづらくストレスを感じやすくなります。

また、カラーの着脱時や装着中は、愛犬の行動に細心の注意を払い、違和感や苦しそうな様子がないか確認しましょう。

エリザベスカラーの名前の由来は?

エリザベスカラーの名前は、16世紀のイギリス女王、エリザベス1世の時代の豪華な衣装に由来します。

その時代の貴族は、首元に大きなフリルのついたカラーを着用していました。

形状がこれに似ていることから「エリザベスカラー」と呼ばれるようになりました。

エリザベスカラーは犬にとってストレス?

エリザベスカラーを初めて装着する犬は、不慣れな状況にストレスを感じることがあります。

また、視界が制限されたり、食事や水分摂取が難しくなったりすることもストレスとなる可能性があります。

しかし、適切なサイズと素材を選び、慣れる時間を設けることで、ストレスは最小限に抑えられます。

エリザベスカラー装着中の愛犬の様子をよく観察し、不快感やストレスが見られる場合はすぐに獣医に相談することが重要です。

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まとめ

エリザベスカラーは犬が自分の体を舐めたり噛んだりするのを防ぐ装置で、手術後や皮膚病がある場合に特に有効です。

寝るときもカラーを装着する理由は、舐めることで傷が治りにくくなったり、感染症を引き起こす可能性があるためです。

また、舐める行為自体が犬にとってはストレス発散や快感になり、治療が遅れることもあります。

エリザベスカラーは初めて装着すると犬にとってはストレスになることがあるため、適切なサイズ選びと愛犬の様子観察が重要です。

なお、当サイト(いぬの読みもの)では他にも犬のコラム記事があります。

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