「あれ、うちの子。垂れ耳。これ大丈夫かしら」
「垂れ耳って何か遺伝的な疾患なの?何か健康上の問題はある?」
といった愛犬のチワワが垂れ耳で心配なそこの飼い主さん。
愛犬が垂れ耳であれば、心配にはなりますよね。
結論から言うと、垂れ耳でも健康上の問題はありません。
遺伝的な疾患の心配もないので、ご安心ください。
この記事では、チワワの垂れ耳と立ち始める時期・理由について解説します。
垂れ耳で心配に思っている方は、必見の内容です。
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チワワの垂れ耳は健康上の問題はない
ちはやさん🐶寝てると普通のチワワですが実際は垂れ耳でたまに犬種を聞かれます(*ノД`*)タハッ#チワワ#チワワのいる暮らし pic.twitter.com/j65IFGHmuJ
— pふみq*´ᆺ`) (@fumi_masamune) May 15, 2023
チワワの垂れ耳は健康上の問題はありません。
特に遺伝子疾患や先天性疾患などではないので、ご安心下さい。
ただ、垂れていることには注意点もあります。
注意点は、「耳が蒸れる」こと。
蒸れると細菌が繁殖しやすくなってしまうので、外耳炎になってしまう子もいます。
ただ、トイプードルやダックスフンドも垂れ耳なので、同様に蒸れやすいです。
垂れているのが自然な形の犬種でも蒸れやすいので、重く考えすぎる必要はありません。
立つ時期は生後6か月頃
生後まもない頃(子犬期)は、チワワはみんな垂れ耳です。
生後6か月までに、自然と耳が立ち始めます。
生後6か月を過ぎると、耳が自然と立ったりはしないと言われています。
体の成長に合わせて、耳の部位の軟骨も形成されていくので、立ち始めるのです。
耳が立たなくても無理に立たせる必要はない
生後6か月を過ぎても、全く立たない場合は無理に立たせる必要はありません。
前述した通り、健康上の問題はないので、無理矢理に立たせなくてもよいのです。
ただし耳の中に熱がこもり、蒸れやすくはなるので耳のケアだけは必ず行うようにしましょう。
チワワの耳が垂れる理由は軟骨の成長具合
チワワの耳が垂れる理由は、軟骨の成長度合いが関わっています。
通常は成長に伴い、耳の軟骨も硬くなっていきます。
耳が立って行く場合は、徐々に立ち始めるのが特徴。
立ったり・寝たりを繰り返す子もいます。
立ち始める時期や立つかどうかには個体差があるのです。
チワワの耳を立たせる方法はある
耳を無理矢理立たせる必要はないですが、立たせたいという方もいるでしょう。
やはり、普通のチワワのようになっていなければ、心配になってしまう方もいると思います。
耳を立たせる方法・手順は、以下の通りです。
- 耳を固定するようのテープ(サージカルテープ)を用意する
- 耳を立たせて、縦半分に折る
- 耳の付け根部分から、耳の先端までらせん状にテープを巻く
以上の流れです。
皮膚に優しいテープを使って、耳を巻くようにしましょう。
この矯正方法を試しても、絶対に立つという保証はないですが、無理のない範囲で試してみてください。
テープでかぶれないように、付けた後は定期的に皮膚の状態をチェックするようにしましょう。
垂れ耳の場合は耳のケアを入念にしよう
垂れ耳でも健康上の問題はないのですが、蒸れやすいのが注意点。
耳の中が蒸れやすくなっているので、ケアが大切になります。
耳掃除の頻度は、月に1~2回程度が目安。
群れて雑菌が繁殖しないように、定期的にケアをしてくださいね。
耳掃除をする際は、コットンを使ってください。
耳かきや綿棒は傷つけやすいため、使用しないでください。
コットンの方がケガのリスクも少なく、万が一愛犬が動いたときも安心です。
チワワの垂れ耳も個性の一つ
垂れ耳が必ずしも悪いわけでは、ありません。
むしろ、どこか親近感があり、チャーミングに感じる方も多いのではないでしょうか?
愛犬の個性を長所として見てあげても良いと思います。
通常のチワワと違うのも、特別感があって素敵です。
垂れ耳でも深く心配せず、一緒に暮らすようにしましょう。
どうしても心配なら、動物病院に行って、獣医師に指示を仰いでください。
まとめ
この記事では、「チワワの垂れ耳が問題あるのか」と「矯正方法」について解説しました。
以下がまとめです。
- 垂れ耳は健康上の問題はない
- 耳が立つ時期は生後6か月ごろ
- 生後6か月頃までに立たなければ、垂れ耳のままの可能性がある
- 耳が垂れるのは軟骨の硬さ(成長度合い)が要因
- 成長するにつれ、耳の軟骨が硬くなっていくので耳が立つ
- 垂れ耳の状態は蒸れやすいので、月に2回程度の耳ケアが必要
- 耳を意図的に立たせる方法もある
- 耳が大きすぎると重みがあるので、垂れやすい
愛犬だけ耳が垂れていたら、心配になる方もいると思いますが、問題ありません。
どうしても立たせたいなら、この記事で紹介した方法を試してみてください。
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