肝臓が悪いと診断を受けたり、日頃から肝臓に良いフードを与えたいと悩んだりする飼い主さんもいるでしょう。
肝臓は、摂取した栄養を分解する器官のため、肝臓の負担を軽減できる食事へと改善が必要です。
しかし、肝臓のサポートに適したフードを見つけるのは大変ですね。
この記事では、肝臓のサポート向けのキャットフード4選や、選び方を解説します。
愛猫に合った肝臓サポートのフードを選ぶ参考にしてください。
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猫用肝臓のサポート向けフード4選
肝臓に病気を抱えている猫には、猫用の肝臓サポートができるフードを与えて、食事を改善する必要があります。
肝臓サポート向けのフードを4選紹介するので、参考にしてください。
- ロイヤルカナン 療法食 肝臓サポート ドライ 猫用
- Vet Life 肝臓ケア(猫用)
- Vet Solution 肝臓サポート
- ブルーバッファローライフプロテクション・フォーミュラ 成猫用 室内飼い 体重管理用 チキン&玄米レシピ
ロイヤルカナン 療法食 肝臓サポート ドライ 猫用
ロイヤルカナン 療法食 肝臓サポート ドライ 猫用は、消化に良いタンパク質を配合しており、嗜好性も高いでしょう。
肝臓の負担を軽減でき、1日に必要な栄養もバランス良く摂取できるため、安心して与えられます。
療法食のため、飼い主さんの独断で与えるのは避け、獣医師の指示のもと与えるようにしましょう。
内容量 | 2㎏ |
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通常価格 | 4,400円(税込)※Amazon参考価格 |
療法食 | 〇 |
Vet Life 肝臓ケア(猫用)
Vet Life 肝臓ケア(猫用)は、肝臓に負担がかかる栄養素をおさえ、タンパク質やミネラルなどの必要な栄養を適切に配合しています。
主原料にスペルト小麦や魚を配合しており、消化に優しく体への負担も軽減できるでしょう。
医師の指示のもと与える療法食で、主に病院で販売されています。
内容量 | 400g・2㎏ |
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通常価格 | 1,790円~ ※病院による |
療法食 | 〇 |
Vet Solution 肝臓サポート
Vet Solution 肝臓サポートは、植物性タンパク質を豊富に配合しており、消化に優しいフードです。
グレインフリーでもあるため、穀物アレルギーの対応もできます。
フードに配合されているマリアアザミは、抗炎症作用があり、幹細胞にアプローチできるため、肝臓が弱い猫に優しいフードでしょう。
療法食のため、獣医師の判断のもと与える必要があります。
内容量 | 400g・1.5㎏ |
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通常価格 | 1,793・4,785円(税込) |
療法食 | 〇 |
ブルーバッファローライフプロテクション・フォーミュラ 成猫用 室内飼い 体重管理用 チキン&玄米レシピ
ブルー ライフプロテクション・フォーミュラは、チキンを主原料としたフードです。
炭水化物も含まれており、バランスよく栄養を摂取できるでしょう。
療法食ではないですが、肝臓をサポートする効果として、免疫力を維持するタウリン・オメガ3脂肪酸などを配合しています。
低脂質な面でも、日頃から肝臓をサポートするのにおすすめのフードです。
内容量 | 3.2㎏ |
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通常価格 | 6,758円(税込)※Amazon参考価格 |
療法食 | × |
肝臓をサポートするキャットフードの選び方
肝臓をサポートするキャットフードの選び方として、次の4つのポイントを基準にすると良いでしょう。
- ミネラルがバランス良く摂れるフードを選ぶ
- タンパク質の量が適量であるフードを選ぶ
- 脂肪分が程よく低いフードを選ぶ
- 炭水化物を含むフードを選ぶ
ミネラルがバランス良く摂れるフードを選ぶ
肝臓サポートのフードでは、ミネラルがバランス良く摂れるフードを選ぶ必要があります。
ミネラルでも特に注意が必要な成分は、銅とナトリウムです。
過剰に摂取すると、肝臓に負担をかけてしまうでしょう。
しかし、ナトリウムが全部排除されているフードも危険です。
カリウムや亜鉛を適切量摂取し、肝機能を維持できるようサポートしましょう。
タンパク質の量が適量であるフードを選ぶ
肝臓をサポートするためには、タンパク質の量が適切なフードを選ぶ必要があります。
肝機能が低下しているのに高タンパクなフードを摂取すると、高アンモニア血症になる可能性があり危険です。
しかし、猫の体はタンパク質でできているため、20〜30%程のタンパク質を摂取すると良いでしょう。
適切量を摂取すると、機能が低下した肝臓の回復をサポートできます。
タンパク質量について心配であれば、獣医師に相談して指示を仰ぐと良いでしょう。
脂肪分が程よく低いフードを選ぶ
肝臓をサポートするためには、脂肪分が程よく低いフードを選ぶ必要があります。
脂肪分が多いフードは、肝臓に負担がかかってしまうからです。
脂肪分が少なすぎると嗜好性が下がり、食いつきが悪くなるため、10〜20%程配合されているフードを選ぶと良いでしょう。
また、おやつやウェットフードには脂肪分が多く含まれている場合が多いため、与えないようにするか医師に相談して指示を仰ぐのをおすすめします。
炭水化物を含むフードを選ぶ
肝臓機能が弱い猫には、炭水化物を含むフードを選ぶと良いでしょう。
通常、猫は肉食動物であるため、炭水化物を摂取しなくても良いです。
しかし、肝臓サポートが必要な猫は、炭水化物が少ないフードだと体内にアンモニアが発生する要因となるため、肝臓に負担がかかります。
豆類やイモ類など、消化に優しい炭水化物が含まれているフードを選ぶと良いでしょう。
まとめ
猫の肝臓をサポートするには、ミネラル・タンパク質・脂肪分・炭水化物が適切に配合されているフードを選ぶ必要があります。
肝臓への負担を軽減し、必要な栄養が摂取できるフードが良いでしょう。
また、肝機能が心配な場合は病院で診てもらい、適切に対処する必要もあります。
獣医師の判断によっては、療法食を与える場合もあるため、指示に従って健康をサポートすると良いでしょう。
肝臓が心配な猫にも、この記事が参考になれば幸いです。