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キャバリアの平均寿命は何歳?長生きしてもらうには?

編集者:いぬの読みもの編集部 まさき(取得資格:「犬の管理栄養士」)

キャバリアの平均寿命は何歳?長生きしてもらうには?

可愛らしいルックスと人懐っこい性格で常に人気の飼いたい犬ランキングの常連であるキャバリア。

そんなキャバリアの平均寿命や長生きしてもらう秘訣などをまとめました!

是非ご覧ください!

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キャバリアの平均寿命は12歳前後

キャバリアお出かけ

キャバリアの平均寿命は12歳です。

人間換算で言うと、12歳は68歳です。

もちろん12歳以上でも元気なキャバリアはたくさんいます。

最高齢で19歳のキャバリアの記録もある様なので、シニア期の生活をしっかりケアしてあげれば長生きしてくれるでしょう。

小型犬の平均寿命は14歳

医療の発達した今、平均寿命が12歳と聞くと少し短いように感じる方もいらっしゃるかもしれません。

他の小型犬の平均寿命は14歳であることを考えると、少し短命気味ではありますね。

しかしキャバリアは遺伝的に心臓の病気が多く、1歳で33%、4歳で60%の個体が何らかの心臓疾患に罹患してしまうと言われています。

遺伝性の病期は定期的な若年での発症が非常に多いので、日頃から定期検診を欠かさず、小さな兆候を見逃さないようにしましょう。

またキャバリアをお迎えする際は通常のペットショップではなくキャバリア専門のブリーダーさんからお迎えする事をおすすめします。

何故なら、このような所だと心臓系の遺伝性疾患の可能性がないか親犬をMRI検査してクリアした個体のみを繁殖させている事が多いからです。

この様な検査をしていなくても、犬は親の病気を受け継ぐ事が多いので、親の情報がよく分かる所からお迎えしましょう。

キャバリアに長生きしてもらう方法

キャバリア (3)

キャバリアに長生きしてもらうために必要な方法は、以下の2つです。

キャバリアに長生きしてもらう方法
  • 室内の気温を愛犬の適温で一定にする
  • 栄養をバランスよく摂取できるフードを与える
  • 毎日の運動を欠かさず行う
  • ストレスを抱えないようにさせる

室内の気温を愛犬の適温で一定にする

キャバリアは長毛種で体温調節が苦手な犬種と言われています。

特に夏の暑さは短頭種のキャバリアには死活問題です。

はぁはぁと荒い息をする「パンティング」という動作をするという事は心臓のポンプが活動許容量を超えているというサインなのです。

この動作をする時間が長ければ長い程、キャバリアの小さな心臓に多大な負担がかかり死に直結する恐れがあります。

夏は暑すぎず、冬は寒過ぎないように常に室温を大体22〜25℃位に保ってあげましょう。

栄養をバランスよく摂取できるフードを与える

キャバリアは食欲旺盛な子が多く、毎日与えるフードは愛犬の栄養管理をする上でとても重要になります。

脂質は高くないか、タンパク質は多いか、消化酵素や乳酸菌など消化を助けるものが入っているかなどをチェックしましょう。

ちなみに理想の栄養バランス比はタンパク質25%以上、脂質8〜10%、食物繊維4%以下です。

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毎日の運動を欠かさず行う

キャバリアは肥満になりやすい犬種と言われています。

キャバリアは小型犬で骨もとても細いため、少しの肥満でも足腰に負担がかかり、また心臓にとってもよくありません。

1回15〜30分程度の散歩を1日1回以上、もしくは適度な運動をさせて、新陳代謝を良くしてあげましょう。

ストレスを抱えないようにさせる

キャバリアは非常に甘えん坊で人懐っこく優しい性格です。

そのため 長時間飼い主さんが留守にしたりしてしまうとストレスを感じ、いたずらや前足を異様に執着して舐める自傷行為に走ることがあります。

なるべく出かけても1日6〜8時間以内に留め、もし長時間留守にしてしまったら、帰ったら思いっきり遊んであげたり自然の多いところに散歩につれていってあげるようにしましょう。

キャバリアがなりやすい病気

病院で診てもらうキャバリア

キャバリアがなりやすい病気は、下記の4つです。

キャバリアがなりやすい病気
  • 心臓病(僧帽弁閉鎖不全症)
  • 脊髄空洞症
  • 短頭種気道症候群
  • 外耳炎

心臓病(僧帽弁閉鎖不全症)

キャバリアがなりやすい病気としてまず挙げられるのが僧帽弁閉鎖不全症です。

症状が出てから投薬を開始した場合、半年後の生存率はわずか50%という統計も出ている恐ろしい病気です。

また、一旦治ってもその後心不全を起こす子も多く、油断なりません。

早期発見のために必要なのが「聴診」です。
この僧帽弁閉鎖不全症になる前には不整脈や心雑音の兆候が出ることが多いので、最低でも1ヶ月に一度は動物で検診を受けるようにしましょう。

脊髄空洞症

脊椎空洞症もキャバリアに多い病気のひとつです。

脊椎の中に脳脊髄液という液体が溜まり神経を圧迫してしまう病気で、重度になると歩行障害が出てしまいます。

軽度だと症状は出ませんが、少し歩くのを嫌がるような素振りを見せることがありますので、日頃から愛犬の様子をこまめにチェックしましょう。

短頭種気道症候群

キャバリアはブルドッグ程ではありませんが、鼻が潰れているのがチャームポイントですよね。

しかしこの潰れた鼻を持つ短頭種の犬種は、肺へ空気を送る気道が潰れがちなため、1回の息の量が短頭種以外の犬よりも少ないのです。

そのため、少しの運動やちょっとした暑さで息が上がりがちで、はぁはぁというパンティングやゼイゼイという雑音がよく聞かれます。

外耳炎

キャバリアは垂れ耳も特徴的です。

しかし長い被毛とこの垂れ耳故に、耳の内部、外部に汚れが非常に溜まりやすく、こまめに掃除してあげる必要があります。

酷くなると膿皮症になり、悪臭や耳が分厚くなったりすることもありますので、定期的に耳をめくって見てあげるようにしましょう。

キャバリアに関するよくある質問Q&A

キャバリア (2)

キャバリアに関するよくある質問に回答します。

キャバリアに関するよくある質問Q&A
  • キャバリアのギネス記録の寿命は何歳ですか?
  • キャバリアで15歳は長寿ですか?
  • キャバリアを飼って後悔するとしたらどんな理由がありますか?

キャバリアのギネス記録の寿命は何歳ですか?

正式な記録では無いですが、19歳のキャバリアが居たという記録があります。

キャバリアで15歳は長寿ですか?

キャバリアで15歳は非常に長寿です。

人間で言うと76歳辺りを指し、後期高齢者に入ります。

歩行中の転倒やご飯中の嚥下障害など日頃から注意深く見守り、手助けする必要があるでしょう。

キャバリアを飼って後悔するとしたらどんな理由がありますか?

キャバリアは性格がとても良いことで知られ、頭も良く、社交的でどんな家庭にも馴染むことの出来る犬種です。

しかし健康面では、あらゆるアンテナを張り細心の注意をする必要があります。

あまり愛犬と過ごせなかったばかりに病気のサインを見逃してしまっては、とても後悔し切れないでしょう。

しっかり愛犬を観察し気を配れる人や、犬との暮らしを楽しめる人であれば後悔することはないはずです。

まとめ

キャバリアはとても繊細で健康面のケアが大変ですが、その愛らしいキラキラなおめ目と無邪気に甘えてくる姿を見れば疲れも吹っ飛びますね。

ぜひキャバリアの特徴を理解し、過ごしやすい環境を整えて、一日でも長く生きられるように寄り添ってあげましょう。

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