猫が病気を患うリスクが高い腎臓病。
日頃からケアを行い予防したいと考える飼い主さんもいるでしょう。
しかし、療法食や総合栄養食など腎臓ケアのキャットフードは多くあるため、どれを選ぶと良いか悩んでしまいます。
この記事では、腎臓ケアにおすすめのキャットフード8選や選び方などを紹介します。
療法食や総合栄養食などの基礎知識をもとに、愛猫に合ったフードを選びましょう。
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【総合栄養食】で腎臓ケアにおすすめのキャットフード3
総合栄養食は、日頃から腎臓ケアをするためのフードです。
病気やトラブルの予防食として、とり入れると良いでしょう。
- ピュリナワン 優しく腎臓の健康サポート
- bosch ザナベレ ウリナリー
- ファーストチョイス
ピュリナワン 優しく腎臓の健康サポート
ピュリナワン 優しく腎臓の健康サポートは、11歳以上のシニア猫に対応したフードで、老化により機能が低下しがちな腎臓のサポートができます。
良質なタンパク質を適度に摂取でき、腎臓への負担を軽減できるでしょう。
関節の健康にアプローチできる、グルコサミンやコンドロイチンも配合しており、シニア猫の足腰の健康も維持できるフードです。
内容量 | 2.2㎏(550g×4袋) |
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対象 | 11歳以上用 |
通常価格 | 1,978円(税込)※Amazon参考価格 |
bosch ザナベレ ウリナリー
bosch ザナベレ ウリナリーは、生後12か月以降の猫用で、泌尿器にアプローチできるフードです。
新鮮なチキンやレバーから適度にタンパク質や脂質を摂取でき、腎臓の負担を軽減できるでしょう。
グルテンフリーのため、穀物の消化による負担を軽減し、穀物アレルギーの猫にも与えられます。
価格は高いですが、ヒューマングレードの食材で、栄養バランスも良いフードです。
内容量 | 400g・2㎏ |
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対象 | 成猫用 |
通常価格 | 1,870・7,480円(税込)※Amazon参考価格 |
ファーストチョイス
ファーストチョイスは、15歳以上の長生きしている猫の健康維持に特化したフードです。
腎臓の健康をサポートするために、尿のPH数値をコントロールする成分を含んでいます。
鶏肉やサーモンから良質なタンパク質を適量摂取でき、筋肉を維持しながら腎臓負担もやわらげるフードです。
内容量 | 530g・1.5㎏ |
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対象 | 15歳以上 |
通常価格 | 606・1,156円(税込)※楽天参考価格 |
【療法食】で腎臓ケアにおすすめのキャットフード
療法食は、獣医師の指示を受けて与える、食事療法対応のフードです。
自己判断で与えるのは危険なため、必ず病院で診てもらい、指示通りに与えましょう。
- ドクターズケア 猫用キドニーケア
- ヒルズ 猫用k/dヒルズ プリスクリプション・ダイエット k/d
- フォルツァ10 リナールアクティブ
- アニモンダ インテグラプロテクト ニーレン
- ロイヤルカナン 腎臓サポート スペシャル
ドクターズケア 猫用キドニーケア
ドクターズケア 猫用キドニーケアは、腎臓病の猫の食事療法食です。
タンパク質やリンなど、腎臓への負担が軽減できるように、量を調整しています。
オメガ3脂肪酸も配合しており、血液の流れをサポートできるため、腎臓での働きにも役立つでしょう。
内容量 | 480g・1.5㎏ |
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対象 | 獣医師の指示を受けた猫 |
通常価格 | 1,760・4,180円(税込)※Amazon参考価格 |
ヒルズ 猫用k/dヒルズ プリスクリプション・ダイエット k/d
ヒルズ 猫用k/dは、心臓と腎臓のサポートができる療法食です。
リン・ナトリウム・タンパク質の量を調整しており、腎臓の働きの負担を軽減しつつ筋肉も維持できます。
ドライフードが食べられない場合は、ウェットフードも販売しているため、臨機応変に与えると良いでしょう。
内容量 | 500g・2㎏・4㎏ |
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対象 | 獣医師の指示を受けた猫 |
通常価格 | 1,674・5,137・9,150円(税込) |
フォルツァ10 リナールアクティブ
フォルツァ10 リナールアクティブは、2種類のフードが入った療法食です。
フィトケミカル成分は、体内から健康をサポートし、免疫力の向上も期待できます。
リンや加水分解されたタンパク質の量を調整しているため、腎臓への負担を和らげるでしょう。
内容量 | 454g |
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対象 | 獣医師の指示を受けた成猫 |
通常価格 | 1,628円(税込) |
アニモンダ インテグラプロテクト ニーレン
アニモンダ インテグラプロテクト ニーレンは、慢性腎不全の猫に対応した、ウェットタイプの療法食です。
主なタンパク質源は、鶏や七面鳥、仔牛などから選べるため、アレルギー対策もできます。
300gのドライフードも販売しているため、医師に相談して愛猫に合ったフードを与えると良いでしょう。
内容量 | 100g ※ウェットタイプの場合 |
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対象 | 獣医師の指示を受けた猫 |
通常価格 | 420円(税込)※Amazon参考価格 |
ロイヤルカナン 腎臓サポート スペシャル
ロイヤルカナン 腎臓サポート スペシャルは、慢性腎臓病の猫のために開発された、療法食です。
リン・タンパク質・脂肪酸の量を調整しているため、腎臓への負担を軽減できるでしょう。
このフードを与えると、食欲が高まり調子が良くなったとの口コミもあります。
内容量 | 2㎏ |
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対象 | 獣医師の指示を受けた成猫 |
通常価格 | 5,486円(税込)※Amazon参考価格 |
腎臓が悪い猫に与えるキャットフードの選び方
腎臓が悪い猫に与えるキャットフードは、次の4つのポイントで選ぶと良いでしょう。
- リンの含有量が少なめのフードを選ぶ
- オメガ3脂肪酸を含んでいるフードを選ぶ
- タンパク質含有量が多すぎないフードを選ぶ
- 危険な原料や添加物は避ける
リンの含有量が少なめのフードを選ぶ
腎臓が悪い猫には、リンの含有量が少なめのフードを選ぶと良いでしょう。
もともと腎臓病は、ネフロンという尿を作る組織が低下して患う病気です。
ネフロンの働きが弱くなると、リンの排出が難しくなり、体内に溜まってしまいます。
リン自体には、骨や歯をつくる重要な役割がありますが、腎臓病の猫には負担がかかり病気が悪化する恐れがあるため、含有量が少なめのフードを選びましょう。
オメガ3脂肪酸を含んでいるフードを選ぶ
腎臓が悪い猫には、オメガ3脂肪酸を含んでいるフードを選ぶと良いでしょう。
オメガ3脂肪酸は、体内での生成が難しい脂肪酸で、血流をスムーズにする働きがあります。
一方で、腎臓の働きは、血液をろ過して尿をつくることです。
腎臓に血液を届けるまでに、オメガ3脂肪酸の力でろ過しやすい血液にしておくと、腎臓の負担を軽減できます。
オメガ3脂肪酸は魚類や海藻などから摂取できるため、少しでも負担を軽減できるフードを選びましょう。
タンパク質含有量が多すぎないフードを選ぶ
腎臓が悪い猫には、タンパク質含有量が多すぎないフードを選びましょう。
もともと猫は肉食動物のためタンパク質は欠かせませんが、高タンパクなフードは避けるべきです。
もし、タンパク質を必要以上に摂取してしまうと、老廃物が増えて腎臓に負担がかかります。
腎臓への負担を少しでも軽減するためには、タンパク質が24〜26%程のフードを選び、適量を摂取できるようにしましょう。
危険な原料や添加物は避ける
腎臓が悪い猫の負担軽減のために、危険な原料や添加物を避けてフードを選ぶと良いでしょう。
添加物は、安価で品質が低いフードに使われている傾向があります。
粗悪な原料を使用していると、添加物も欠かせなくなってしまい、体に大きな負担がかかるでしょう。
健康な猫が、危険な原料や添加物を多く摂取したとしても、アレルギーや病気を起こす可能性があり危険です。
腎臓が悪い猫だと、さらに体への負担がかかってしまいます。
安すぎるフードは避け、原材料に鶏やサーモンなどの明確な食材が記載されているフードを選びましょう。
添加物の有無も忘れずに確認してください。
腎臓関連の猫に関するよくある質問Q&A
腎臓関連の心配事はたくさんあるでしょう。
ここでは、よくある質問を紹介します。
療法食と普通のフードの違いは何?
療法食と普通のフードの違いは、獣医師の指示を受けて食事療法をするかどうかです。
そのため、腎臓対策のフードを与える前に、違いについて詳細を把握しておく必要があります。
療法食は、治療の一環として獣医師の指示に従って与えるフードです。
通常のフードよりも病気に対応した栄養バランスのため、効果的に与えないと栄養不足になる可能性があります。
自己判断で与えるのは避け、必ず病院で診察を受けて指示を仰いで与えるようにしましょう。
一方で、普通のフードは食事療法ではないため、飼い主の判断で日頃のケアや予防目的に与えられます。
万が一、腎臓病を患っている場合は、一度獣医師に診てもらいフードの相談をすると良いでしょう。
療法食フードを食べない時はどうすればいい?対処法は?
療法食フードを食べない時は、次のような対処法を試してみましょう。
- 手で与える
- お湯でふやかして与える
手で与えたり、ふやかして与えたりすると、食べてくれる可能性があります。
また、下記の3つは、療法食以外にも栄養を摂取することになるため、獣医師に相談して試してみましょう。
- 好きな食べ物を混ぜて与える
- ウェットフードに変更する
- これまでのフードから少しずつ切り替えて慣れさせる
上記の方法を試しても食べてくれない日が、2日以上続いた場合は、獣医師に相談して対処していきましょう。
フードを療法食に切り替える時はどうすればいい?
普通のフードから療法食に切り替える時は、全てのフードをいきなり替えるのは避けましょう。
いきなりフードを替えると、消化不良で下痢や嘔吐を起こす可能性があります。
1週間程かけて療法食の割合を増やしながら切り替えていくと良いです。
また、切り替え時に猫の様子を見ながら与えましょう。
総合栄養食と療法食のどちらを与えると良い?
総合栄養食と療法食は目的が異なるため、腎臓ケアとパッケージに記載があっても、フードの目的に合わせて選ぶようにしましょう。
総合栄養食は、日頃から猫の腎臓や健康を守るための予防食です。
食事療法に対応したフードではないため、自己判断で与えられます。
一方で療法食は、病気に対して治療を行うための食事です。
食事療法のため、獣医師の指示を仰ぎながら決められた量を与える必要があります。
愛猫の腎臓について心配な飼い主さんは、獣医師に相談して食事を決めると良いでしょう。
まとめ
腎臓病は、猫の病気のなかでかかる可能性が高い傾向があります。
だからこそ、日頃からケアをしてあげたい飼い主さんも多いでしょう。
腎臓病を患っている猫には、獣医師と相談してキャットフードを決める必要があります。
病気ではないが、腎臓の健康を守りたいと考えている飼い主さんは、療法食ではなく総合栄養食で腎臓にアプローチできるフードを選ぶと良いでしょう。
この記事では、おすすめのキャットフードを紹介しました。
腎臓のケアを通して、いつまでも健康に過ごせるように、愛猫に合ったフード選びの参考にしてください。