「犬にご飯を与える時間の間隔ってどれぐらい?」
「犬のご飯を与える時間は決めたほうがいい?」
ワンちゃんを飼っているとご飯を与える時間について迷うことがあるかもしれません。
この記事では、犬にご飯を与える時間の間隔の目安を成長段階ごとに紹介しています。
また、他にも犬にご飯を与える時間を決めることのメリットデメリットや、よくある質問などについても紹介。
この記事では、以下の内容について紹介します。
- 犬にご飯を与える時間の間隔の目安
- 犬のご飯の時間を決めることのメリットデメリット
- 犬のご飯を時間通りに与えられない場合の対処法
- 犬に与えるご飯の時間間隔の調整が必要な場合
- 犬のご飯の時間に関するよくある質問Q&A
犬に与えるご飯の時間でお悩みの人は、ぜひ参考にしてくださいね。
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犬にご飯を与える時間の間隔の目安
犬にご飯を与える時間の間隔は、明確には決まっておりません。
とはいえ、等間隔で与えるのが理想的と言われています。
犬にご飯を与える時間の間隔の目安を以下の犬の成長段階ごとに紹介します。
- 子犬の場合
- 成犬の場合
- 老犬の場合
子犬の場合は1日4回が目安
犬は生後12ヶ月ぐらいまでが子犬時期です。
子犬はまだ消化器官が未発達なので、一度にたくさんご飯を食べられないと言われています。
そのため、1日のご飯の回数は3~4回ぐらいに分けて与えるのが良いです。
成長期
生後12ヶ月(大型犬までは1歳半、超小型犬では10ヶ月齢)までは成長期用のペットフードになり、グロース、パピー、キトンなどの名前がついていることが多いようです。体が成長するために必要なタンパク質、脂肪、ミネラルを多く含み、全ライフステージ中、最も高カロリー・高栄養食です。また、消化が良いように繊維質や粗灰分は少なめになっています。しっかりとした骨と丈夫な筋肉を作るために適した栄養のバランスになっています。消化機能はまだ未熟で胃も小さいため、一度にたくさんの量が食べられません。生後半年頃までは食事を3~4回に分けて少しずつ与えましょう。
1日4回に分ける場合のご飯の時間については、以下を参考にしてください。
1食目 | 2食目 | 3食目 | 4食目 | |
---|---|---|---|---|
時間 | 7時 | 12時 | 18時 | 23時 |
※1日4食に分ける場合は6時間間隔となりますが、人間が寝る時間を考慮して食事間隔を4〜5時間に調整。
1日3回に分ける場合のご飯の時間については、以下を参考にしてください。
1食目 | 2食目 | 3食目 | |
---|---|---|---|
時間 | 7時 | 15時 | 23時 |
※1日3食に分ける場合は8時間間隔となりますが、人間が寝る時間を考慮して食事間隔を7〜8時間に調整。
成犬の場合は1日2〜3回が目安
子犬時期を終えた1歳〜8歳ぐらいまでの成犬は、1日のご飯の回数は2〜3回が目安となります。
1日2回に分ける場合のご飯の時間については、以下を参考にしてください。
1食目 | 2食目 | |
---|---|---|
時間 | 7時 | 19時 |
1日3回に分ける場合のご飯の時間については、以下を参考にしてください。
1食目 | 2食目 | 3食目 | |
---|---|---|---|
時間 | 7時 | 15時 | 23時 |
※1日3食に分ける場合は8時間間隔となりますが、人間が寝る時間を考慮して食事間隔を7〜8時間に調整。
犬が空腹時に吐く場合は、ご飯の回数を増やして調整するのが良いと言われています。
また、肥満や消化不良の場合も、ご飯の回数を増やすと良いでしょう。
老犬の場合は1日3〜4回が目安
犬は、8〜10歳ぐらいになると老犬期に入ると言われています。
大型犬の場合は、6〜7歳ぐらいです。
●中高齢期
約8〜10歳(大型犬は6〜7歳)以降の時期を言います。最近は年齢をより細かく分けて表示されたものもあります。引用元:環境省 飼い主他のためのペットフードガイドラインより
歳をとって身体機能や消化機能が低下するため、負担がかからないように複数回に分けてご飯を与えるのが良いと言われています。
消化機能が落ちた老犬の場合、ご飯の回数は、1日3〜4回が目安となります。
1日4回に分ける場合のご飯の時間については、以下を参考にしてください。
1食目 | 2食目 | 3食目 | 4食目 | |
---|---|---|---|---|
時間 | 7時 | 12時 | 18時 | 23時 |
※1日4食に分ける場合は6時間間隔となりますが、人間が寝る時間を考慮して食事間隔を4〜5時間に調整。
なお、老犬期になると食欲が低下したり、柔らかいフードしか食べれなくなったりするでしょう。
シニア犬向けの柔らかいタイプのドッグフードについて、知りたい人は以下の記事もご覧ください。
シニア犬向けの柔らかいタイプのドッグフード9選!国産品も紹介
犬のご飯の時間を決める場合のメリットデメリット
犬に与えるご飯の時間を決める場合のメリットデメリットについて紹介します。
メリット
犬のご飯の時間を決める場合のメリットを2つ紹介します。
- ご飯の時間まで待ってくれる
- 犬のストレスを軽減する
ご飯の時間まで待ってくれる
犬に与えるご飯の時間を決めることで、ご飯の時間まで待ってくれることが期待できます。
犬のストレスを軽減する
犬のご飯を与える時間を規則正しく決めることで、空腹の時間を延ばさないことにつながります。
空腹の時間を延ばさないことで、犬にとってのストレスを軽減できることを期待できます。
デメリット
犬に与えるご飯の時間を決めることのデメリットを2つ紹介します。
- ご飯の時間になると犬が吠えたりせがんできたりする
- ご飯の時間に遅れることが犬にストレスを与える原因になる
ご飯の時間になると犬が吠えたりせがんできたりする場合がある
犬に与えるご飯の時間を決めると、ご飯をもらえる時間帯を覚えるでしょう。
ご飯の時間が近づいてくると、犬が吠えたりせがむ行動をしてくる場合があります。
ご飯の時間に遅れることが犬にストレスを与える原因になる場合がある
犬のご飯の時間を決めた場合、遅れると犬にとってはストレスになるでしょう。
ご飯を与える時間を決めた場合は、犬にストレスを与えないようにきちんと時間を守って与える必要性が出てきます。
犬のご飯を時間通りに与えられない場合の対処法
犬のご飯の時間を決めた場合、時間通りに与えられないこともあるでしょう。
時間通りにご飯を与えられない場合の対処法を紹介します。
タイマー付きの自動給餌器を使う
タイマー付きの自動給餌器を使うことが、時間通りにご飯を与えられない時の対処法です。
今は便利なタイマー付きの自動給餌器というものが売られています。
タイマー付きの自動給餌器は、決めた時間になると犬にご飯を与えられる機器です。
自動給餌器の中でも種類は豊富にあり、時間になると容器のフタが開くものや、時間になると一定量出てくるタイプのものなどがあります。
また、声が録音できるものや遠隔でモニタリングできるものなど種類は様々。
豊富な種類があるため、気に入ったものを見つけられるでしょう。
犬に与えるご飯の時間間隔の調整が必要な場合
犬にご飯を与える時間を決めている場合、時間間隔の調整が必要な時があります。
ご飯の時間調整が必要な状況を3つ紹介します。
- 食欲が低下している場合
- お腹が空くと吐いてしまう場合
- 季節の変わり目によって変える場合
食欲が低下している場合
もし飼っている犬の食欲が低下している場合、ご飯の時間を決めない方が良いとされています。
ご飯を食べない状態が続いた場合は、動物病院に連れていってあげてください。
獣医師との相談の元、ご飯を食べられるタイミングで与えるようにするのが良いでしょう。
お腹が空くと吐いてしまう場合
犬が空腹時に吐いてしまう場合、ご飯の間隔を短くしてあげるのが良いと言われています。
1日の給餌量を食事回数を増やして与えてあげるのが良いでしょう。
食事回数を変えずにおやつを与える場合は、1日の給餌量の10%ぐらいの量を超えないように与えるのが良いです。
季節の変わり目によって変える場合
季節が変わると気温や日照時間が変わります。
気温や日照時間によって、愛犬の散歩の時間帯も変わるでしょう。
愛犬の散歩の時間が変わる場合は、与えるご飯の時間を調整すると良いです。
犬のご飯の時間に関するよくある質問Q&A
犬のご飯の時間に関するよくある質問について紹介します。
- 外出時に犬のご飯の時間間隔を開ける方法は?
- 散歩の後にご飯をすぐに与えてもいい?
- 犬のご飯は1日1回でもいい?
- 犬のサイズによってご飯の回数を変更するべき?
- 犬のご飯のタイミングは人の食事の前か後のどっちのほうがいい?
- 犬がご飯をたべない時の原因や対処法は?
外出時に犬のご飯の間隔を開ける方法は?
外出時のように決まった時間に犬にご飯を与えられない場合、タイマー付きの自動給餌器を利用するのが良いです。
自動給餌器は、あらかじめセットした時間になると自動的に犬にご飯を与えられる機器。
ドライフード対応のものが多いですが、ウェットフードに対応したものもあります。
種類はさまざまなので、用途に合ったものを見つけられるでしょう。
散歩の後にご飯をすぐに与えてもいい?
犬を散歩させた後にすぐにご飯を与えるのは良くないと言われています。
散歩後すぐにご飯を与えると、胃が拡張したり胃が捻れたりする病気のリスクが高くなる可能性があると言われているからです。
犬を散歩させた後は、時間を空けてからご飯を与えるようにしてください。
犬のご飯は1日1回でもいい?
成長期の犬は、1日1回のご飯でも消化吸収できると言われていますが、胃腸への負担を考えると数回に分けて与えた方がいいと言われています。
また、空腹の時間が長くなると肥満になりやすかったり、吐き戻しの原因になったりする可能性があるとのこと。
犬に与えるご飯は、1日複数回に分けて与えましょう。
犬のサイズによってご飯の回数を変更するべき?
犬のサイズによってご飯を与える回数を変える必要はないと言われています。
1回の量が多くて残してしまうワンちゃんの場合は、与える回数を増やすような対策が良いでしょう。
犬のご飯のタイミングは人の食事の前か後のどっちのほうがいい?
犬に与えるご飯のタイミングは、人間の食事の前後どちらでも良いと言われています。
犬がご飯をたべない時の原因や対処法は?
犬がドッグフードを食べない時は、病気やストレス、犬のわがままなどさまざまな原因が考えられます。
原因を見極めてそれぞれ対処していく必要があります。
ドッグフードを食べない原因と対処法について知りたい人は以下の記事をご覧ください。
まとめ
いかがでしたか?
今回は、犬に与えるご飯の時間について紹介しました。
以下がこの記事のまとめです。
- 犬にご飯を与える時間の間隔は等間隔が良いと言われている
- 犬のご飯の時間を決めるメリットはご飯の時間まで待ってくれる
- 犬のストレスを軽減する
- デメリットはご飯の時間になると犬が吠えたりせがんできたりする
- ご飯の時間に遅れることが犬にストレスを与える原因になる
- ご飯を時間通りに与えられない場合の対処法は自動給餌器を使う
- 犬に与えるご飯の時間間隔の調整が必要な場合は食欲が低下している時
- お腹が空くと吐いてしまう時
- 季節の変わり目によって変える時
- 犬を散歩させた後にすぐにご飯を与えるのは良くない
- 犬へ与えるご飯は胃腸への負担を考えると数回に分けて与えた方がいい
- 犬のサイズによってご飯を与える回数を変える必要は特にない
- 犬に与えるご飯のタイミングは人間の食事の前後どちらでも良い
- 犬がドッグフードを食べない時は原因を見極めてそれぞれに合った対策をする
犬に与えるご飯の時間で迷われている人は、ぜひ参考にしてくださいね。
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気になる人は以下の記事もご覧ください。