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老犬が水をよく飲むのって病気?よく飲む原因と対処法を解説

編集者:いぬの読みもの編集部 まさき(取得資格:「犬の管理栄養士」)

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高齢になってきた犬がいつも以上に水をよく飲んでいませんか?

これには、ストレスや病気が原因となっていることもあります。

変化があまりに大きい場合や、季節をまたぐような場合には何らかの異常なサインであることもあります。

飲みすぎの基準や気をつけたい症状などについて詳しく解説していきますので、ぜひ参考にしてみてください。

この記事では、以下のことを解説します。

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原産国 日本
特徴 九州産の華味鳥を主原料としたフード
対応犬種・年齢 全犬種・全年齢
カロリー 350kcal
粒の大きさ 縦10mm、横6mm程度の楕円形
原材料 鶏肉、大麦、玄米、かつお節、大豆、ビール酵母、チキンエキス、米油、卵黄粉末、発酵調味液、フラクトオリゴ糖、りんご、にんじん、かぼちゃ、昆布、しいたけ、コンドロイチン、セレン酵母、しょうが、ビフィズス菌、グルコサミン、L-トレオニン、ミネラル類(牛骨カルシウム、塩化カリウム、塩化ナトリウム、グルコン酸亜鉛、ピロリン酸第二鉄、グルコン酸銅)、ビタミン類(ビタミンA、ビタミンD、ビタミンE、ビタミンB2、ビタミンB12、パントテン酸カルシウム)
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この記事で分かる事
  • 老犬が水をよく飲む原因
  • 水を飲みすぎの原因として考えられる病気
  • 犬が水を飲みすぎているときの対処法は?
  • 病院に行くべきか?
  • 犬が飲む水の量はどれくらいが適正?
  • 病院を受診する際に確認すべきチェックリスト
  • まとめ
症状と原因を知り、適切な処置を行いましょう。

老犬が水をよく飲むときに考えられる原因

老犬が水をよく飲むときに考えられる原因は、主には以下の3つです。

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  • 食べ物による反応
  • 薬の成分が原因の脱水
  • ストレス

食べ物による反応

水分を多く含んだウェットフードから水分が少ないドライフードに変えた場合には、喉が乾き、水を飲む量が増えます。

フードの切り替えによる水を飲む量の増加は問題ないケースが多いため、いつでも新鮮な水を飲めるように用意しておきましょう。

また、塩分が多く含まれている食事を与えた場合も、喉の渇きから多飲につながります。

薬の成分が原因の脱水

アトピーや皮膚炎の治療に使われるステロイド剤の中には、喉が乾いたり、排尿の頻度が増えてしまうなどの副作用を引き起こすものがあります。

薬を処方される際には、かかりつけの動物病院から多尿などの副作用があるかどうか、事前に確認しておくと安心でしょう。

ストレス

心理的あるいは環境的なストレスによる症状のひとつとして、生活バランスの乱れから
たくさん水を飲む様子がみられることがあります。

さらに、食欲や元気の低下などの症状があらわれることも多く、なかには自分のおしっこをなめるといった異常行動がみられるケースも確認されています。

老犬が水をよく飲むときに考えられる病気

原因として考えられる病気は、主には以下の4つです。

老犬が水をよく飲むときに考えられる病気
  • 糖尿病
  • 慢性腎臓病
  • クッシング症候群(副腎皮質機能亢進症)
  • 子宮蓄膿症

糖尿病

特にシニア犬に注意が必要な糖尿病は、初期症状として水を飲む量や尿量が増え、
食欲があるのに体重が減少する症状が見られます。

症状が進行すると、食欲の低下や嘔吐、下痢などの症状を引き起こします。

慢性腎臓病のケースと同じように身体に必要な水分まで尿として排泄されてしまう結果、水を飲む量が増えてしまいます。

慢性腎臓病

慢性腎臓病とは、血液をろ過し、身体の老廃物を排出する腎臓の機能が低下してしまう病気です。

排尿が多くなる症状から始まり、進行するにつれ食欲不振や嘔吐、脱水などの症状があらわれます。

つまり、からだに必要な水分までも尿として排泄されてしまうようになります。

その結果、喉が渇きやすくなり水を飲む量が増えてしまいます。

クッシング症候群(副腎皮質機能亢進症

クッシング症候群とは、コルチゾールというホルモンが過剰に分泌されることから、さまざまな症状が現れる病気です。

とくにシニア期の犬に多く見られる症状で、さらに歳を取った時の現象にも似ているため、発見しづらいのも特徴の1つです。

排尿に頻度が増えるほかに、脱水、皮膚の黒ずみ、呼吸が早くなる、左右対称に毛が抜ける、お腹がふくれる、呼吸が速くなるといった症状が見られます。

発見が遅れてしまうと肺血栓症や糖尿病、膵炎などの合併症を引き起こしてしまう可能性がありますので、早めの対処が肝心です。

子宮蓄膿症

子宮蓄膿症とは、避妊手術を受けていないメス犬の子宮内に膿がたまってしまう病気です。

細菌感染によって全身をめぐる血液にも影響がおよび、細菌が出す毒素によって腎臓がダメージを受けた結果、多飲多尿の症状がみられることがあります。

老犬が水をよく飲むときの対処法

老犬が水をよく飲むときの対処法は、主には以下の3つです。

老犬が水をよく飲むときの対処法
  • 一日あたりの飲水量を確認
  • 犬の様子をよく確認する
  • 動物病院で尿検査をしてもらう

一日あたりの飲んでいる水の量を確認

正確に飲んでいる量を測ることは、病的なのかどうかの目安をつけるのに役立ちます。

正確に測るには、飲み水を入れているお皿と似た形・大きさのお皿を、同じ部屋にもうひとつ置いておきましょう。

もう1つのお皿は犬が水を飲めないようにしておきます。そうして1日置いたときに蒸発によって減る水の量を同時に測って計算に含めると、より正確に飲んだ水の量を求めることができます。

様子を見て目安となる量よりも、飲む水の量が増えている状態がしばらく続く場合には、速やかに病院に連れて行くようにしましょう。

また、多飲のほかにも病気の兆候が現れていないかどうか、常に注意深く観察することも重要です。

犬の様子をよく確認する

元気食欲、嘔吐や下痢、血尿頻尿など他の症状の有無がないかをまず観察してみましょう。

未避妊の雌では外陰部からの膿や出血がないかも併せて観察することがすすめられます。

何らかの異常があれば、できるだけ早めに動物病院へ相談するようにしましょう。

動物病院で尿検査をしてもらう

犬が異常に水を飲む時、ほとんどのケースで尿が異常に薄くなります。
病気かどうか心配な時は、動物病院で尿検査をしてもらい、尿の薄さを客観的な数字として調べてもらうのがよろしいでしょう。
尿検査を希望し、尿検査は自宅で採尿して持参することもできます。

飼い主さまが自宅で採尿する際には、犬の排尿時に清潔な容器でキャッチするか、ペットシーツを裏返しておいて表面にたまった尿を採取する方法が簡単です。

注意点として、かならず新鮮な尿を清潔な容器に入れ冷蔵庫で保管し、半日以内に提出するようにしてください。

老犬が水をよく飲むときの病院に連れて行くべきかの判断基準

老犬が水をよく飲むときは病院に連れて行くべきかの判断基準は、主に以下の2つです。

老犬が水をよく飲むときの病院に連れて行くべきかの判断基準
  • 受診した方がいい場合
  • 様子を見た方がいい場合

受診した方がいい場合

受診した方がいい場合
  • お腹が壊れる
  • お腹が膨れる
  • 呼吸が荒い
  • よだれが多い
  • ふらつく

これらの場合は、受診を強くおすすめします。

また、急激に大量の水分を摂取すると水中毒になり、命の危険がともなうケースもあります。

そのほか、水を大量に飲む背景には糖尿病や糖尿病慢性腎不全などの病気が隠れていることもあります。

いつもと違う、元気がないと不安な場合は病院を受診しましょう。

様子を見た方がいい場合

病院に連れて行くべきか悩んだ場合の判断基準は、主に以下の2つです。

病院に連れて行くべきか悩んだ場合の判断基準
  • ストレスによる生活バランスの乱れ
  • 気温による脱水と喉の乾き

ストレスによる過飲は主に以下の5つで解消されます。

ストレスによる過飲に対する解決策
  • 散歩や遊びの時間を増やす
  • 栄養バランスを整えたご飯をあたえる
  • スキンシップを増やす
  • 快適な生活環境を心がける
  • 犬用のおもちゃを用意しストレスを発散させてあげる
特に夏に多い原因のひとつが「脱水」です。

脱水状態のときは体が水分を必要としているため喉が乾き、いつもよりたくさん水を飲む様子がみられます。

特に老犬の場合は季節に関係なく脱水を起こしやすいため、注意しましょう。

犬が飲む水の量はどれくらいが適正?

犬が1日に必要な水の量は、最低でも体重×50mlといわれています。

夏場に激しい運動をした日やパグやフレンチブルドック・ボストンテリアのような呼吸の激しい犬種では一時的に100ccほどの水を摂取することもあるでしょう。

しかし多飲の目安となるのは、体重1kgあたり100ml以上飲むという状態が長期間続いている場合です。

これらを正確に把握するため、水の量を確かめてから与えるようにし、その残った量から1日の飲んだ水の量を記録してみましょう。

普段から飲んだ水の量をこまめに確認しておくことで、変化に気がつきやすくなります。

水をよく飲む老犬は病院を受診する際に確認すべきチェックリスト

主に以下の内容で3つ以上が当てはまった場合かかりつけの動物病院に見てもらいましょう。

水をよく飲む老犬は病院を受診する際に確認すべきチェックリスト
  • お腹が変に膨らんでいないか確認する
  • 排尿回数が多いかトイレを頻繁にチェックする
  • よだれが異常に多くないかお口回りを確認する
  • 食欲はあるかどうか日々のごはんで食べ残しを確認する
  • 下痢・軟便の症状があるのか便を定期的に確認する
  • 呼吸が荒い、ふらつく事が最近多くなってきたなど
  • 最近になり嘔吐をしてしまったことがある

まとめ

この記事では、老犬が水をよく飲むときとその原因、病気について解説しました。

以下がまとめになります。

老犬が水をよく飲むときに考えられる原因
  • 食べ物による反応
  • 薬の成分が原因の脱水
  • ストレス
老犬が水をよく飲むときに考えられる原因
  • 食べ物による反応
  • 薬の成分が原因の脱水
  • ストレス
原因として考えられる病気
  • 糖尿病
  • 慢性腎臓病
  • クッシング症候群(副腎皮質機能亢進症)
  • 子宮蓄膿症
老犬が水をよく飲むときの対処法
  • 一日あたりの犬の飲む水の量を確認
  • 犬の様子をよく確認する
  • 動物病院で尿検査をしてもらう

いかがでしたか?

水を異常に飲む、という症状には老犬に多いさまざまな病気が隠れている可能性があります。

しかし愛犬の飲んでいる水の量は、正確に測ることはなかなか難しいです。

また水を飲む頻度をそこまで気に留めない飼い主さんも少なくないかもしれません。

一方で、はあまり重く捉えられず、見逃されてしまいがちな症状ともいえるでしょう。

毎日のエサやりや飲み水を変える時などに注意をして異変を察知してあげましょう。

水をたくさん飲むという症状を気温や湿度の影響だと思い込まずに、よく様子を観察しましょう。

老犬は体調が急変しやすいので、注意深く見守ってあげましょう。

参考
犬が水を飲みすぎる原因はストレス?子犬や老犬は1日にどのくらい飲めばいい?