「愛犬が散歩を嫌がるんだけど行かなくてもよい?」
「犬に散歩が必要な理由は?」
といったように、愛犬が散歩を嫌がることでお悩みではないでしょうか。
犬は時に散歩を嫌がる仕草をみせることがあります。
散歩を嫌がる理由としては、さまざまなことが考えられます。
とはいえ、犬にとって散歩は健康維持につながる大切なことです。
この記事では、犬が散歩を嫌がることについて以下の内容でご紹介します。
- 犬が散歩嫌いになる理由
- 犬に散歩が必要な理由
- 犬の散歩嫌いを無くすための方法
愛犬が散歩を嫌がる場合は、ぜひ参考にしてください。
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犬が散歩嫌いになる理由
散歩は多くの犬にとって、日常の楽しみの一つです。
外の新鮮な空気を吸いながら、様々な匂いや音を体験することは、彼らの好奇心を刺激するものです。
しかし、一部の犬が散歩を嫌がることがあります。その背景には、いくつかの理由が考えられます。
- お散歩中に怖い経験をしたことがある
- ケガや病気で散歩に行くのがつらい
- 年を取り体力が衰えてきた
- 首輪が合っていない
- 散歩を嫌がるといいことがあると学習している
お散歩中に怖い経験をしたことがある
犬は、感受性が強く繊細な動物です。お散歩中に怖い経験をしたことがある場合、トラウマが散歩を嫌う原因となることが多いです。
例えば、大きな音に驚かされた、他の犬や人間からの攻撃を受けた、交通事故に遭遇したなど、さまざまな出来事がその原因となりえます。
これらの怖い経験は、犬の心に深く刻まれ、次回の散歩時にもその恐怖を思い出させることがあります。
ケガや病気で散歩に行くのがつらい
犬が散歩を嫌がるもう一つの大きな理由は、身体的な不調や痛みです。
例えば、関節炎や筋肉の痛み、爪のトラブルなど、さまざまなケガや病気が原因で、散歩がつらくなることがあります。
無理に散歩に連れ出すよりも、適度な休息や医療的なケアを優先させることが大切です。
年を取り体力が衰えてきた
犬の寿命は人間と比べると短いため、歳を取るのも早く、変化は突然感じられることが多いです。
特に中〜大型犬の場合、年齢を重ねると体力の衰えが顕著になることがあります。
体力が落ちてくると、以前は楽しんでいた長時間の散歩や走り回ることが難しくなるため、散歩時間を短くしたり、ペースを落とすことが求められます。
また、関節の痛みや筋肉の衰えなど、年齢と共に生じる様々な体の不調も、散歩を嫌がる原因となることがあります。
首輪が合っていない
犬が散歩を嫌がる理由の一つとして、首輪やリードが適切でないことが考えられます。
首輪が締まりすぎていたり、逆にゆるすぎると、犬は不快感を感じやすくなります。
特に首輪が締まりすぎていると、呼吸がしにくくなり、犬にとって非常に危険です。
また、材質やデザインが犬の肌に合わない場合も、肌のトラブルを引き起こすことがあります。
これらの問題を解決するためには、犬の体型やサイズに合った首輪を選ぶことが大切です。
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散歩を嫌がるといいことがあると学習している
犬は賢い動物であり、自分にとって都合の良い行動を学習することができます。
例えば、散歩を嫌がることで飼い主から特別な扱いやご褒美をもらった経験がある場合、その行動を繰り返すことで同じ結果を期待するようになることがあります。
このような場合、犬が散歩を嫌がる背景には健康や環境の問題ではなく、学習によるものである可能性が高いです。
飼い主としては、犬が望む反応を与えすぎないよう注意しつつ、散歩の楽しさを再度教えることが重要です。
犬に散歩が必要な理由
犬はもともと活動的な動物であり、その身体と心は日常的な運動と刺激を求めています。
散歩は犬の健康や精神の安定に欠かせない活動となっており、以下にその主な理由を詳しく解説します。
- 運動不足解消のため
- ストレス発散のため
- 社会性を育むため
- 飼い主さんとの関係を深めるため
- リフレッシュさせるため
運動不足解消のため
家の中だけで過ごしている犬は、運動不足となりがちです。
特に若い犬や活動的な品種の犬は、日常の運動量が非常に多いため、定期的な散歩が必要です。
運動不足は、肥満や筋肉の衰え、関節のトラブルなど、さまざまな健康問題を引き起こすリスクが高まります。
散歩を通じて適切な運動をすることで、これらの健康リスクを低減することにつながります。
ストレス発散のため
犬は新しい環境や刺激を体験することで、精神的にもリフレッシュすることができます。
散歩中にはさまざまな匂いや音、動物や人々との交流など、多くの刺激が待っています。
これらの体験は、犬をリフレッシュさせることにつながります。
ストレスがたまると、犬は無駄吠えや噛み付き、家具の破壊などの問題行動を示すことがあるため、定期的な散歩を通じてそのストレスを解消することが大切です。
社会性を育むため
犬は群れを形成する動物であり、本質には社会性が備わっています。
散歩を通じて他の犬や人々と交流することは、社会性を育む上で有効です。
都市部や住宅地では、散歩の途中でさまざまな犬や人々に出会うことが多く、その都度、犬はコミュニケーションの取り方や振る舞いを学ぶでしょう。
このような経験を積むことで、犬は他者との関わり方を学び、適切な社交性を身につけることができるのです。
飼い主さんとの関係を深めるため
散歩は、飼い主と犬が一緒の時間を過ごす貴重な機会です。
時間を共有することで、犬と飼い主の間の信頼関係や絆が深まるでしょう。
散歩中に犬が何かを発見したときや、不安な状況に遭遇したとき、飼い主がそばにいてサポートしてくれることを体感することで、飼い主への信頼感が増すことにつながります。
また、散歩中のコミュニケーションや指示を通じて、お互いの理解が深まるとともに、訓練の機会ともなります。
リフレッシュさせるため
犬にとって、散歩は新しい刺激や環境を体験するリフレッシュの時間です。
日常の生活の中でのルーチンや同じ環境にいることが続くと、犬も飽きやストレスを感じることがあります。
散歩を通じて新しい場所や匂い、景色を体験することで、ストレスを解消し、気分転換を図ることができます。
特に長時間の散歩や新しい場所への散歩は、犬にとっての大きな刺激となり、精神的なリフレッシュに繋がります。
犬の散歩嫌いを無くすための方法
犬が散歩を嫌がる理由は様々ですが、その原因を解消し、楽しく散歩ができる環境を作り出すことは、犬の健康や精神的な安定にも繋がります。
以下では、犬が散歩を楽しむための方法を具体的に紹介します。
- 普段とは違う散歩コースにする
- 散歩に行く時間を変える
- 首輪を見直す
- 短い時間で散歩する
- おやつを使い散歩する
- 愛犬にケガが不調がないか確認する
普段とは違う散歩コースにする
同じ散歩コースを繰り返すことで、犬も飽きてしまうことがあります。
新しい景色や匂い、刺激に触れることは、犬にとって楽しい経験となり得ます。
時折、普段とは異なるルートを選ぶことで、犬の探索欲を刺激し散歩への興味を再び引き出すことができるでしょう。
また、新しい場所での散歩は飼い主にとっても新鮮な気分を味わうことができます。
散歩に行く時間を変える
犬が散歩を嫌がる原因の一つに、時間帯の外の環境が関与していることも考えられます。
暑すぎる、寒すぎる、交通量が多い、騒音があるなど、犬が不快に感じる要因が存在する場合、散歩の時間を変えることで解消することができる場合があります。
例えば、夏場は早朝や夕方、冬場は日中に散歩をするなど、犬の快適さを最優先に考えると良いでしょう。
また、時間を変えることで遭遇する犬や人々も変わり、新しい刺激として犬の散歩への関心を引き出す可能性があります。
首輪を見直す
犬が散歩を嫌がる理由の一つとして、首輪の不快さが挙げられます。
首輪が締め付けられている、または摩擦によって犬の皮膚に違和感や痛みを感じさせている可能性があります。
このような不快感が犬の散歩に対するネガティブな印象を持たせている場合があります。
首輪のサイズ、材質、形状を見直し、愛犬にとって適切なものを選ぶことで、散歩を快適にする手助けとなるでしょう。
短い時間で散歩する
散歩が長すぎると、犬は疲れてしまいやすく、次回から散歩を避けたくなることもあります。
初めは短時間から始め、徐々に時間を伸ばしていくという方法を取ることで、犬の体力や興味をキープしながら散歩を楽しむことにつながります。
おやつを使い散歩する
おやつは、犬の行動を促す上で非常に有効な手段となります。
散歩中や散歩の前後に、犬が好きなおやつを与えることで、散歩は楽しいものという連想をさせられるでしょう。
特に、散歩中に良い行動をした際におやつを与えることで、次回からも良い行動を繰り返そうとする動機づけとなります。
愛犬にケガや不調がないか確認する
犬が散歩を嫌がる最も直接的な理由として、体調の不良やケガが考えられます。
特に、足や関節に問題がある場合、散歩時に痛みを感じて嫌がることが多いです。
定期的に愛犬の体を触って確認し、異常や変わった様子がないかチェックすることは重要です。
また、定期的な獣医さんの診察も推奨されます。
ケガや病気の早期発見は、愛犬の健康維持のためにも大切です。
犬が散歩嫌いになる理由を知って対策しよう
犬が散歩を嫌がる場合、原因を正確に把握し対処することが重要です。
しかし、すべての犬が毎日の長時間の散歩を必要とするわけではありません。
犬の健康や安全を最優先に考え、無理に散歩に連れ出さなくても良い場合もあります。
犬の体調や気分、天候などの状況に応じて、適切な判断をしてあげましょう。
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