ワンちゃんをお迎えするにあたって、ペット保険への加入を検討しているみなさん。
いったいどの保険に加入すべきか迷ってはいませんか?
人間の医療保険や生命保険とそもそ何が違うのか、保険を選ぶときに何で比較をした方がいいのかがわからない方も多いことでしょう。
愛犬の健康状態を維持するためにも、ペット保険に加入しておきたいものの、商品が複数ありすぎてどれを選んでいいか判断がつかないこともありますよね。
そこで今回はペット保険の選び方や保険に加入するときの注意点を解説していきます。
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犬のペット保険の4つの特徴
犬のペット保険について細かく把握していないという方向けに、下記ではペット保険の特徴を紹介していきます。
- 愛犬にかかる通院費・手術費・治療費の負担が軽減できる
- 損害保険の一種なので解約返戻金はない
- インターネットからも簡単に加入できる
- 人間の保険と同じで告知義務がある
以下で詳しく解説していきます。
愛犬にかかる通院費・手術費・治療費の負担が軽減できる
ペット保険では愛犬にかかる通院費・手術費・治療費の負担が軽減できます。
犬を飼い始めると、小さな温度変化でも体調を崩してしまったり誤嚥してしまう等、病院のお世話になる機会が多くなります。
通院費は勿論のこと重篤な場合は手術費や治療費が高額になることもあります。
補償割合にもよりますが、支払い時の負担を軽減できるので、家計を圧迫する心配もありません。
特に通院費の場合、小さい金額が積もりに積もって高額になることもあるため、加入しておいてよかったとの声も見られます。
損害保険の一種なので解約返戻金はない
損害保険の一種なので解約返戻金はありません。
ペットの医療費負担を軽減できる保険ではあるものの、医療保険や生命保険ではなく損害保険の位置づけです。
損害保険は基本的に掛け捨てになることが多く、貯蓄性のない保険として知られています。
そのため解約したとしても、これまでに支払った保険金は戻ってきませんので、注意が必要です。
インターネットからも簡単に加入できる
インターネットからも簡単に加入できるのも、ペット保険の特徴です。
これまではペット保険も他の保険と同様に、対面や店頭での加入がメインでしたが、最近では必要事項の記入ができればインターネットでの加入も受け付けています。
手軽に加入手続きを進められるので、いちいち店頭で説明を聞かずとも加入が可能です。
しかし店頭での加入手続きをする際とは異なり、細かい補償内容についての説明は受けられずに自分で書面を確認する必要があるので、注意が必要です。
人間の保険と同じで告知義務がある
ペット保険は人間の保険と同じで告知義務があります。
これまでにかかった病気やケガ、年齢や犬種など細かく記入する必要があります。
加入時には細かい確認はされませんが、万が一保険の加入後に保険金の請求をする場合に細かく内容を確認されることもあります。
告知義務をしっかり果たせないと、告知義務違反で保険金が支払われないこともあるので注意が必要です。
愛犬のためのペット保険の選び方
愛犬のためにペット保険に加入したいのであれば、下記の選び方も参考にしてみてください。
- 年齢による更新の頻度を把握する
- 保険金の支払い方法を確認する
- 付帯できる特約の種類を確認する
- ネットからの加入ができるか
- 年齢が上がる都どの程度保険料が上がるか
- 免責事由の内容
- 愛犬の犬種でよくかかりやすい病気に対応できるか
- 新規加入年齢制限にひっかかっていないか
以下で詳しく解説していきます。
年齢による更新の限度を把握する
ペット保険には終身まで更新ができる保険と、年齢によって更新制限がつく保険もあります。
加入を検討している保険の更新の限度を把握しておくことで、一定の年齢の後の無保険状態を作るかどうかの判断ができます。
一定の年齢になると満期として保険を解約になることもあり、他の保険で再契約しようとしても加入が断られることもあります。
ペット保険では新規加入でも年齢の制限を設けているので、いざ満期解約になってから他の保険に加入しようとしても、断られてしまうのです。
加入前に確認しておくことで、将来愛犬が年老いた時のことも踏まえてペット保険に加入できるでしょう。
保険金の支払い方法を確認する
ペット保険に加入するときには、保険金の支払い方法も併せて確認しておきましょう。
ペット保険の保険金の支払い方法は、病院の窓口負担を減らすパターンと、一度自己負担した後に保険会社に手続きを行うパターンの2つがあります。
病院の窓口負担を減らすパターンでは、ワンちゃん専用の保険証を提示することで利用可能です。
しかし保険会社と提携している病院は限られていますので、保険証が使えないところもあるので事前確認は必須です。
一方で自己負担した後に保険会社に手続きを行うパターンでは、一度窓口で自分で医療費を支払う必要があります。
支払った医療費の明細を補完しておいて、保険会社に書類とともに送ります。
保険会社によって支払い方法が異なるので、事前に確認しておくことをおすすめします。
付帯できる特約の種類を確認する
ペット保険に加入するときには、付帯できる特約の種類を確認しておきましょう。
ペット保険は医療費の負担軽減ができるだけではなく、特約を付帯して補償範囲を広げることが可能です。
特に多いのがワンちゃんの行動によって起きた損害を補償できる、損害賠償保障です。
損害賠償補償では、愛犬が何らかが原因で第三者に損害を与えてしまった場合の費用を支払ってもらえます。
ペット保険によって付帯できる特約や内容が異なる場合があるので、よく吟味しておきましょう。
ネットからの加入ができるか
ペット保険に加入するときには、ネットからの加入ができるかも確認しておきましょう。
最近では損害保険の分野でインターネットからの保険加入が可能になっています。
店頭での入会では十分に説明を受けてから保険に加入できるものの、複数のペット保険を比較するのは難しいです。
ネットからの加入ができる保険であれば、他の保険の補償内容を確認したうえで保険の加入が可能になります。
ネットからの加入を受け付けているか、公式サイトをチェックしてみましょう。
年齢が上がるとどの程度保険料が上がるか
ペット保険でも愛犬の年齢が上がるにつれて保険料が上がるものがあります。
年齢が上がるにつれて、病院に通うことも増えていきますから、連動して保険料を上げて他の加入者との公平性を保っています。
保険料の上がる比率を確認しておかないと、加入時は安い保険料で済んでいても年齢が上がるにつれて保険料が家計を圧迫する可能性もあるのです。
事前に年齢のシミュレーションをしておくと安心です。
免責事由の内容
ペット保険でも他の保険と同様に免責事由があります。
免責事由に該当する医療行為の場合、保険金の支払いが受けられません。
加入したい目的の治療が免責事由に含まれていないかをよく事前にチェックしておくと良いでしょう。
愛犬の犬種でよくかかりやすい病気に対応できるか
犬種によってかかりやすい病気が異なるため、加入を検討しているペット保険の補償で、かかりやすい病気に対応できるかを確認しておくのも大切です。
ぺちゃ鼻の犬は呼吸器系の疾患にかかりやすかったり、関節の弱い犬の場合は膝蓋骨脱臼を起こしてしまうこともあります。
犬種ごとでかかりやすい病気を事前に調べておいて、ペット保険の補償で治療費を賄えるかをチェックしておきましょう。
新規加入年齢制限にひっかかっていないか
新規加入年齢制限にひっかかっていないかも確認しておくのもいいでしょう。
ペット保険は愛犬の年齢に応じて加入できるかどうかが変わります。
高齢の犬は若い犬よりも病気にかかる確率が高くなるため、他の加入者との均衡を保つためにも加入自体に制限を書けていることが多いのです。
特に後から加入しようと考えている場合は、加入を検討している先のペット保険の加入年齢条件を確認しておくことをおすすめします。
ペット保険の加入時の4つの注意点
ペット保険に加入するときには、下記の4つの注意点も把握しておきましょう。
- 店頭での加入だと保険料が高くなる場合がある
- ペット保険が適用できない病院もある
- 補償範囲外の医療行為もある
- 保険の加入自体を断られることもある
以下で詳しく解説していきます。
店頭での加入だと保険料が高くなる場合がある
ペット保険の店頭での加入の場合、保険料が高くなる場合があります。
ペットショップ等の店頭での保険の加入の場合、店員さんから保険に関する細かい情報を得ながら保険の加入手続きを進められます。
しかし提示されるプランをみてみると、余計なプランがついていることもあり、自分でインターネットで加入するよりも割高になってしまうこともあるようです。
店頭での加入を検討している場合は、一度自分でもペット保険を比較検討したうえで行くことをおすすめします。
ペット保険が適用できない病院もある
ペット保険が適用できない動物病院もあるので、注意が必要です。
動物病院によっては方針の違いでペット保険と提携しておらず、窓口負担の軽減に対応していないところもあります。
ペット保険が適用できる病院かどうかは、公式サイトに掲載されていることが多いです。
初めての動物病院に行くときには、ペット保険が使用できる病院かを事前に確認しておきましょう。
補償範囲外の医療行為もある
ペット保険には補償範囲外の医療行為もあるので、注意が必要です。
家庭によってはワンちゃんの去勢・避妊手術を行うこともあるでしょう。
しかし去勢・避妊手術は治療のくくりではありませんので、ペット保険では補償がおりません。
また毎年接種する狂犬病ワクチンやフィラリアなどの注射も、予防に関連する医療行為でス野でかかった費用は全額自己負担で対応する必要があります。
保険の加入自体を断られることもある
ペット保険の加入時、場合によっては保険の加入自体を断られることもあるので、注意が必要です。
ペット保険の加入時には愛犬の健康状態を保険会社に告知する必要があります。
中には既に持病を抱えており、継続した通院が必要なワンちゃんもいるかもしれません。
保険は加入者の保険料で運営が行われていますから、補償を利用する可能性が高い場合、他の加入者との均衡を保つために、保険の加入自体を断られてしまう可能性があるのです。
保険に絶対に加入したいからといって、告知で嘘をついてしまうと、保険金支払いを受けられないこ戸もありますので、しっかりと告知をしておくことが大切です。
犬のペット保険の選び方は補償内容を重視しよう
犬のためにペット保険を選ぶときには、保障内容をよく吟味しておく必要があります。
今回紹介した選び方も参考に、愛犬の健康維持のお金の負担を少しでも減らせる保険を選んでみてくださいね。
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